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淫蜜の媚薬
【調教 官能小説】

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淫蜜の媚薬-5


5

「次はこいつをくれてやる。今日の俺は機嫌がいいんだ」
 不格好なズボンを乱暴に下ろし、男が武者震いする。
 おそるおそる美桜がそちらに視線を向けると、信じられないくらいにそそり起った男根が男の下半身から生えていた。標準の大きさを知らない美桜の目にもその色や形は異様に映り、言葉を失う。
「俺の種が尽きるまで犯してやる。ちゃんと孕んでもらうからな」
 男は得意げに黄ばんだ歯を剥き、美桜の腰から下を引き寄せ、口を開けた二枚貝の割れ目に亀頭をあてがい馴染ませる。男性器から女性器へ、女性器から男性器へ、お互いの体液を交換しているうちに二人の肉体がひとつに交わる。
「はあああ……あああ……はう……」
 下腹部が息苦しい。ぺニスはまだ半分も入っていないというのに、膣に鉛を詰め込まれているような気分がする。そこへ男の全体重がのし掛かってくる。
「だめ、そんなの、入らない……」
 どんなに拒んでもぬかるんだ蜜壺は男を歓迎してしまう。体型に合わない服を着るように、膣におさまりきらないほどの陰茎を無理矢理ねじ込まれる。
 そこから生まれる痛みすら快感だった。美桜はもうマゾになりつつあった。
「あう……うぐ……あああ……ん……」
「すげえ名器だ、俺のいちもつをあっさり飲み込みやがった」
「あそこが、壊れちゃう……」
「いいぞ、壊れろ」
 呪われた美桜は手首の拘束具と繋がる鎖をぎゅっと握り、まるでブランコに乗っているような格好で男のすべてを体内におさめていく。
 肉棒は子宮にまで届き、そのまましばらく動かずにいた男だったが、悶絶する美桜の表情に女になる覚悟が漂い始めたとわかるや否や、醜い音を立てながら男の腰がゆっくりと前後に動き出す。
「動かないで……だめ……だめ……」
「俺に指図するな」
「ああ、だめ、いい……」
 セックスとレイプの区別もつかないほど美桜は自分を見失う。
「あ……ん……は……う……」
 白一色で埋め尽くされた脳内で真新しい官能が開花する。と同時に、肉体が交わる悦びを男と共有していることが気持ち悪いくらいに気持ちいい。
「そうやって、だんだん俺から離れられなくなるんだ」
 繋がったままの男は恍惚の色に染まる美桜の肢体を一瞥し、強姦を再開させる。子宮も、卵巣も、膣も、すぐそこにある望まない受精の時を待ち詫びている。
「あ、あ、あ、やめ、て、あ、あ、ん、ん、ん、ん、は、あ、あ……」
 男の顔色をうかがい、彼の私物になっていく自分を哀れに思いながらも、美桜は全身を震わせて派手に潮を吹く。
 その潮を浴びた男のほうも奇妙な声を絞り出し、畳み掛けてくる。
「どこに出してやろう、顔がいいか、胸がいいか、それとも中か?」
 どこであろうと美桜には選べない。そうして男は眉毛をハの字に歪めると腰を落とし、抵抗する気力を失った美桜の膣からペニスを引き抜く。
「あんっ」
 仰け反った美桜の顔面に生温かい何かが降り注いでくる。どろどろして、白濁した大量の精液が、まるで苺に練乳を垂らしたように顔中に飛び散る。それは髪に付着したり、頬から流れ落ちたり、唇を濡らしたりして降り積もる。
 空洞になった膣の喪失感に美桜は少しだけ不貞腐れる。人を調教するとはどういうことなのか、女性を従順に飼い慣らすとはどういう性癖なのか、理解するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
「舐めろ」
 男に命じられ、美桜は躊躇する。
「さっさと舐めろ」
 今度は性器の中に指を突っ込まれ、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた。たちまち美桜の体に微熱が灯る。
 仕方なく舌をのぞかせ、口元に浴びた精液をぺろりと舐める。不快な味が口の中に広がり、乳化して舌に絡み付くそれを吐き出してしまいたい気分になったが、我慢して舐めた。
 お世辞にもおいしいとは言えない精液の味に辟易するが、込み上げてくるげっぷを我慢し、念入りに性的サービスをおこなう美桜だった。


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