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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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夫の目の前で 解放された欲望-4

征爾は小さな声で香澄の耳元に囁いた。
「どちらがいいとか比べるものじゃないけどね。
 麗子のフェラチオは、亭主であるわたしが言うのもなんだけど、
 確かに絶品だと思うよ。
 テクニックはもちろんのことながら、
 その時々、その時の相手や雰囲気に合わせて、
 微妙に吸い方や扱き方を変えてくる柔軟な対応の仕方。
 それに、手や指の使い方も独特というか、かなり特長がある。
 自分の妻ながら、その素晴らしさには毎回驚かされるよ。
 ご主人も、そのうち、悲鳴を上げるんじゃないかな。」

香澄は小休止しながら麗子のフェラチオと夫の顔を交互に見ていた。
「わたしのフェラじゃあ満足できないっていうこと?」
香澄は明らかに不服そうな、そして少し悲しそうな顔で言った。
「いや、そんなことはない。
 香澄。君のフェラチオ、いや、ディープスロート。
 これはまさに凄まじいの一言だ。
 これほどの情熱的で、荒々しいディープスロートは初めてだよ。
 自己犠牲と言うか、自虐的と言うか、
 ご自身を虐めながら男に快感を与えつつ、自らも快感を得るという、
 本当に凄まじいフェラチオだ。」

「じゃあ、今のままでいいのね?ううん。もっと刺激的なフェラ、してあげる。」
香澄は征爾の言葉を聞きながら一心不乱にペニスをしゃぶるだけでなく、
その根元やアナルまでへの愛撫をさらに激しくし始めた。

(わたしのフェラもまんざらじゃないってこと?
 こんなに褒められたのは初めてだわ。
 でも、麗子さんと比べられるのはやっぱり悔しい気もする。
 でも、人それぞれ、ということなのかしら。)

「人それぞれさ。それぞれに、良さと言うよりも、特徴があるものだ。
 そうそう、そう言えば真奈美ちゃんのフェラも、独特だよ。
 わたしは彼女のフェラチオの成長ぶりもよく知っている。
 初めはぎこちなく、言われるままにしている感じもしたけれど、
 真奈美ちゃんは相手の反応を実によく見ている。
 そしてそれをすぐに活かして、ペニスの握り方、咥え方、咥える深さや強さ、
 様々なものを自分の感じたままに変化させてくる。
 常に試行錯誤を繰り返して、ワンストロークごとにその精度を上げてくる。」

(そうなんだ。真奈美のフェラチオも、そんな特徴が……。
 さっきまでなら真奈美のセックスに関するテクニックを褒められて、
 喜んでいいものかどうなのか迷ったかもしれないけれど、
 今は正直に喜ぶことができる気がするわ。)

征爾の言葉に大きく頷き、香澄は征爾のペニスから口を離し、
呼吸を整えると再び口に入れ直した。

「紗理奈は男を焦らすテクニックを持っている。
 美奈子は一途に男を求めているのがその吸い込み方にありありと現れているんだ。
 だからと言ってベテランやテクニシャンだけが素晴らしいわけじゃないけれどね。」

征爾は麗子の耳を意識してか、さらに小声で言った。
「初心者の、ぎこちない動きや男に指示してもらいながら、
 たどたどしく口に咥えるのも、それはそれで格別なものがあるからね。」

麗子は征爾を見上げ、一瞬、睨んだようだったが、すぐに雅和へのフェラに集中した。
香澄は征爾にもう少しそのあたりのことを聞きたいと思ったがやめておいた。
その質問をすることは、征爾の立場を不利にする危うさを含んでいそうだったからだ。

「今、香澄は麗子への対抗心から、
 普段以上のものを雅和さんに見せつけようとしているだろ?
 麗子も同じだよ。
 それぞれが今できる最高のものを相手に捧げようとしている。
 その姿こそが、実は男にとって最大の刺激であり、喜びなんだ。
 しかも、すぐ隣には自分の亭主や自分の子どもたちがいて、
 自分の一挙手一投足を固唾を飲んで見つめている。
 人の視線、特に、肉親の視線と言うものは、
 時には毒にもなりますが薬にもなるものだ。
 今の場合は、まさに精力剤というか媚薬そのものだと思わないかい?」

香澄は征爾の言葉を受け、子どたちのベッドへ視線を向けた。
それぞれが互いの身体を弄り合ったり撫ぜ回したりしながらも、
誰一人本格的な愛撫に入ることなく、視線をこちらに向けていた。
明らかに、初めて見る両親たちの夫婦交換への関心の高さが伝わってくる。


しかし、突然、その空気に逆らうかのような真奈美の声が聞こえた。
「あ〜。ダメ〜。そこは、そこは、まだダメなの〜。」
「いいじゃないか。真奈美ちゃん。何事も経験だよ。」
「そうよ。慣れれば前より感じるのよ?」
「だから嫌なんじゃなくって相手が違うの〜。」
「えっ?相手がぼくじゃダメってこと?」
「真奈美のアナルバージンはとしパパにあげるの〜。」

雅和は思わず征爾へ話しかけた。
「征爾さん。真奈美ったらあんなこと言ってますよ。」
「ええ。わたしにも聞こえましたよ。確かに。」
「真奈美のアナルバージン。興味、おありですか?」
「もちろん。真奈美ちゃんの初めての時からのお付き合いですからね。
 アナルの良さも、できれば教えてあげたいなとは思っていますよ。」

香澄は征爾のペニスを握ったまま、征爾の横に並ぶように座りながら聞いた。
「ねえ……。前の方も、母と娘なら似ているものなんでしょ?
 後ろの穴も、同じように似ているものなのかしら。」
「わたしの経験からすれば、確かに麗子と紗理奈のアナルは似ているかもしれない。
 その形や大きさ、そう、それに感度のよさも。
 でも、美奈子のアナルは麗子のものよりも香澄のものよりも、
 普段から少し開き加減かな。
 ただ、開き加減のくせに、締め付けは麗子も紗理奈もかなわない。
 そうだ。百聞は一見に如かず。
 雅和さん。今度機会があれば、ぜひ、美奈子のアナルも味わってやってください。」


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