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ブービートラップ
【ショタ 官能小説】

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再会-1

“Corporal Jahana, we have another three kids in custody. I’ll escort them to the mess hall that temporarily serves as a meeting point for wandering-off children. (謝花伍長、迷子を新たに3名保護しました。これから、一時的に保護者との待ち合わせ場所に使われている隊員食堂に護送します。)“

“Alright, I’ll be right there later as well. Get loudspeakers ready to inform the public of their descriptions so that their parents can know their kids are in safe hands. (了解。これから、私もそこへ向う。子供たちの特徴を告知するために、スピーカーの用意をしろ。そうすれば、親は自分の子供たちが無事だと分かるから。)”

そこに、華恋がいた。あれほど会いたくて会いたくて、何度も置き手紙を読み返しては俺が毎晩涙した、あの愛しい華恋がいた。俺は最初自分の目を疑ったが、彼女は隊員から「謝花伍長」と呼ばれた。もはや、疑う余地はなかった。

華恋は、キビキビと任務遂行のために行動する、凛々しい米軍人に変貌していた。

彼女の邪魔になることは痛いくらい分かっていたが、俺は声を掛けずにはいられなかった。俺は震える声で「華恋さん!? 華恋さんなの?ぼくはコウです。多治見のコウです。ぼくが分かりますか?」と日本語で尋ねた。

華恋は、驚きの眼差しで俺を見つめた。彼女目元が微かに濡れるのを、俺は見逃さなかった。

しかし、彼女は”I’m currently on duty. Meet me at the mess hall at 1500 if you’ve got anything to talk to me about. (私は現在任務中だ。もし、何か私に何か言いたいことがあるなら、15時に隊員食堂へ来い。)”と感情を押し殺した声で、英語で答えた。

航空ショーはまだ続いてたが、俺は午後3時10分ほど前に、デイブたちに大事な用事ができたので、少し抜けると言い残して、隊員食堂へ向かった。しかし、そこには、華恋の姿はなかった。俺は、そこに居合わせた隊員たちに、Corporal Jahanaを知っているか、と尋ねたが、彼らは一様に肩をすくめて、「誰だ、そいつは?」という表情で、まともに取りあってもらえなった。

俺が途方にくれていると、ある海軍兵士が”Perhaps, you are referring to nursing staff from Marine Corps. They were dispatched here this morning to help us run this event. Still, as their mission was completed, they were gone.(多分、君が言っているのは海兵隊の看護師のことだね。彼らは、今日のイベントの運営支援のために、今朝ここに派遣されてきた。けれども、彼らの任務は完了したため、もう帰った。)”と言った。

“Where did she go back? (どこに彼女は戻って行ったのですか?)”

“To my knowledge, Camp Pendleton. (俺が知る限り、確かキャンプ・ペンデルトンだ)”


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