初めての5P Part 1-1
8月25日、俺は聡子に連れられて、地下鉄に乗り、栄と名駅の間にある伏見駅で降りた。そして、向かった先は、外資系のヒルトンホテルだった。聡子は、フロントでチェックインし、ベルガールの案内を断り、俺と一緒にエレベーターに乗りこみ、17階のボタンを押した。エレベーターを降りると、彼女は俺の前を歩き、1715室の前で止まった。それからカードキーで解錠し、扉を開けた。そこは、寝室とトイレがそれぞれ2つと、それとは別にリビングがある上、キッチンまで完備されたスーペリア・スウィートだった。すると、突然呼鈴が鳴り、ルームサービス係がウェルカムドリンクを持って入ってきた。2人きりになってから、俺は聡子に尋ねた。
「聡姐、こんな高級ホテルどうしたの?ぼくとの記念すべき最後の一夜を2人で一緒に過ごすために奮発したの?」
「まさか。ここは2人が一夜を過ごすには広すぎるだろ。まあ、奮発したのは確かだけど。」
そういえば、聡子は岐阜県土岐市の製陶会社の社長令嬢だった。まあ、お嬢様だから、こういうところにも泊まり慣れているのかなと、自分で納得しかけたが、「2人が一夜を過ごすには広すぎる」という点が引っ掛かった。俺が、聡子の顔をチラっと盗み見ると、彼女の目は、いたずらっぽくニマニマしていた。すると、そこで再び、呼鈴が鳴った。
聡子が、扉を開けると3人の若い白人の女たちがそこに立ち、聡子に向かって挨拶した。
“How’s it going? It’s so good to see you again, Satoko. It’s so sweet of you to invite us to your party.”
(どう元気にしてた?また会えてとっても嬉しいわ、聡子。パーティーに招いてくださってありがとう。)
“Salut, Satoko! Merci bien de ton invitation. Je vais t’offrire un petit cadeau, s'il te plaît.”
(ヤッホー、聡子。誘ってくれてどうもありがとう。ちょっとしたお土産を持ってきたわ。気に入って貰えるかしら。)
“Wow, this place is gorgeous. I can’t wait to have fun all night with you all, tonight.”
(まあ、このお部屋ステキねぇ。今夜、ここで一晩中、エッチできるなんて、楽しみだわ。)
聡子は、全員をスウィートに招き入れると、1人ずつ俺に紹介した。向かって、右側の真っ白い肌と透き通るような淡いブルーの眼をしたプラチナブロンドはスウェーデン出身のInga(インガ)。真ん中の小柄で緑の瞳の小動物のようなブロンドがケベック出身のMireille(ミレーユ)。左側の健康的な小麦色に日焼けした肌をもつ、瞳の茶色い長身のブロンドが、オーストラリア出身のKate(ケイト)。全員名大の留学生で、聡子の友人だと知った。あとで、インガとケイトはレズビアンカップルだが、バイセクシャルであることも知った。
彼女たちはまるで、我が家にいるかのようにリラックスして、あっという間に服を脱ぎ捨て、シャワールームへと消えていった。俺は、興奮と緊張が混じった、少し上ずった声で、聡子に聞いた。
「これどういうこと?パーティーって、なに?」
「ふ、ふ。ホントはもうわかってるくせに。コウ、お前に、忘れられない夜をプレゼントしてあげるのよ。わたしからの餞別と思って。」
「忘れられない夜って?」
「わたしに最後まで言わせないでよ。Orgyだよ。日本語では乱交とも言うわね。今日のイベントのスペシャルなところは、女の子4人に対して、男はお前1人という点だけどね。」
そのとき、鶴舞のアダルト古書店のポルノ雑誌で見た、1人の巨根の黒人男が次々に3人の金髪美女たちに襲いかかり、激しく交わり合う乱交シーンが俺の脳裏をよぎった。俺のペニスは欝勃とした欲望と期待で、鬼勃起した。そこに、3人の美しい白人の女子大生たちが、一糸纏わぬ生まれたままの姿で俺の目の前に現れた。