香澄 新しい世界の幕開け-2
「ねえ、麗子。そんなに難しいテストみたいなことを言われても、わたしには無理だわ。
もっと簡単に言って。」
「ごめんなさい。そうよね。一言でいえばよかったわ。」
「わっかってくれた?わたしはどうすればいいの?」
「香澄。敏明を一人の男として、一人の女としてのあなたに味わって欲しいの。
あなたの思いのままに。」
「そういうことならもちろんОKよ。とことん、味合わせてもらうわ。
でもねえ、麗子。わたし、敏明君を思うままになんて考えられないわ。
むしろ、敏明君の思いのままにされてみたいの。
そう、敏明君が言うとおりに、言われるままに、どんなことでもしてみたいの。」
「香澄。ありがとう。やっぱりあなたは真奈美ちゃんのお母さんだわ。
誰よりも今日のこの日の意味を分かってくれている。」
「そんな立派なもんじゃないわ。わたしは真奈美が惹かれたとし君に興味があるだけ。
真奈美がとし君のどこに夢中になったのかを自分のこの身体で知りたいだけ。」
「香澄。それでいいの。そうしてくれることが一番だわ。」
香澄と麗子は互いの身体を弄りながらキスを繰り返した。
「ところで、さっき見せてもらったあの道具。」
「えっ?あ、拘束具や鞭とか、あれのこと?」
「ええ。あれって、使うことってできるのよね?」
「もちろんよ。以前、美奈子が使っていて、最近はほとんど使わなくなったけれど。
香澄、使ってみたいの?」
「ううん。わたしが使いたいんじゃないわ。
あれを使ってとし君に犯されてみたいなって思っただけよ。」
「拘束具をつけて?」
「ええ。それでもいいし、鞭でも縄でもいい。
もしかしたら自分に言い訳をするためかもしれないわ。
こんな風にとし君とセックスしているのは自分の意思じゃない、
無理やりされているんだってね。」
「そう、それも一つの方法ね。香澄のやりたいように、納得するようにするといいわ。」
「そうね。もう少し考えてみるわ。
自分の意思に反して無理やり犯されるわたし。
自ら望んで夫や娘の目の前でとし君のペニスを懇願するわたし。
どっちにしても、そんなわたしの姿を真奈美にも夫の雅和にも見せつけてみたいの。
ねえ、わたしっておかしいのかしら。」
麗子がいきなり香澄の身体を突き放し、冷たい声で言った。
「香澄。言ってもいい?」
「ええ。なに?」
「香澄。あなたって、変態妻よね。そして淫乱妻でもある。」
「ひ、ひどいわ。麗子。そこまで言うの?」
「ううん。まだ言い足りなかったわ。淫乱露出狂の香澄さん。
娘の恋人を寝取る淫乱な母親。
そして夫の目の前で娘の恋人のペニスにしゃぶりつく不貞妻。」
「ああ、ひどい。どうして。どうしてそんなこと……。
ああ、そう、そうなの。ねえ、麗子、もっと言って。」
「香澄。やっと、本音が出たわね。
ずっと欲しかったんでしょ?旦那様のペニスが。
ずっとしたかったんでしょ?誰かに見られながらのセックスが。
この際、全てを正直に言ったら?」
「ああ、そ、そんな。で、でも、あまりにも急だし。
そんな、ああ、恥ずかしい。いきなりすぎるわ。」
「物事はすべてタイミングよ。チャンスだと思うのよ。
今まで抑えつけていたものを取り払うの。
香澄が香澄らしさを取り戻すチャンスなのよ。
香澄は本当にセックスのことを忘れたの?なんの興味もなくなったの?」
「ああ、そうよ、そうなの。ずっと我慢してきたの。
ねえ、本当はいつだって、自分で慰めたかったの。
夫の、雅和のペニスが欲しかったの。
ううん。誰のでもよかった。
そう、その方がわたしにとっては刺激的だったの。
何人もの行きずりの人に見られながら、見ず知らずの男のものを受け入れてよがる。
そんな女なの。ねえ、軽蔑して。変態女、淫乱女と罵って。」
香澄の口から溜まりに溜まった欲望と不満が堰を切ったように溢れ出した。
「香澄、あなたはもともとは自分に正直な女なのよ。
でも、この5年間、ずっと自分に嘘をついてきたんだわ。
今日は香澄が生まれ変わる日よ。
もっと、もっと、自分に、自分の欲望に正直になりなさい。
香澄が願うことをすべて現実にしてあげるわ。」
香澄は涙を流しながら麗子の身体に縋りついた。
「ああ、言ってもいいの?してもらってもいいの?
とし君のペニス。あなたの、麗子の旦那さんの、征爾さんのペニス。
舐めたい。咥えたい。ああ、オマ〇コの奥深くまで貫かれたい。
ああ、でもそれだけじゃない。もっと、もっと、刺激が欲しいの。
そうだわ、ねえ、夫に見られるだけじゃ物足りない。
夫に罵られながら、そうよ。ねえ、麗子。わたしをもっと辱めて。
そして夫の目の前に晒してちょうだい。」
「香澄。そのためにはもう少し話をしてくれなくちゃだめよ。
これからあなたがしたいセックスのことはなんとなくわかったわ。
わたしたちに任せて。
でも、参考として、聞かせて。
ねえ、香澄はこれまでにどんなセックスをしていたの?」
「ああ、ねえ、もっと触りながら話してもいい?」
「自分で触らなくてもわたしが触ってあげる。どうせならバイブでも持ってくる?」
「ああ、駄目よ。そんな、いきなり刺激が強すぎるわ。」
「じゃあ、そこに横になりなさい。わたしが舐めてあげるから。」
麗子は香澄の股間に頭を入れ、すでにしとどに濡れている陰部に顔をつけた。
「香澄は自由に話していて。露出願望からレイプ願望へどうして変わっていったのか。
どんなプレイを経験したのか。詳しく教えてちょうだい。」
そう言いながら麗子は香澄のクリトリスを唇に含み、口の中で転がし始めた。