私立椿子幡高校-3
たとえその期のない女子を誘ってしまっても、
屋上に出て、気づかれないように鍵をかけてしまえばこっちのものだ。
多少強引に迫ったところで、いざとなれば恐怖で声は出せないものだ。
稀に愛撫を受けている時のうっとりした表情を豹変させ、
叫びぼうとした女子もいた。
けれど、口に手を当てながら壁際に追い詰め、
少しだけ脅してやれば、声を出すことも諦めてくれる。
「ほら。下には大勢人がいる。助けを求めようと思えば大声を出せばいい。
運が良ければ誰かが気づいてくれるかもしれないぜ。
ただ、屋上のドアにはかぎがかかっている。
あいにく、ぼくがもっといるこの鍵以外に、合鍵もない。
誰かが助けに上がってきたとしても、ここへは来れないっているわけだ。
その間に、君はぼくに犯されて、歓喜の声を上げてるっているわけさ。
それに、全裸でぼくに責められてよがっているところを誰かに見られたいのか?」
そう言うと、なぜか女子は例外なく黙ってしまう。
そう。誰かに自分のあられもない姿を見られるくらいならば、
誰にも知られないままに事を済ませたいと思うのが女子なのだ。
いや、さっきも言ったように、女子はおそらく期待しているのだ。
大空の下という開放的な場所でありながら、
誰にも見られる可能性のない場所で、
男に犯されてみたい。
大声で叫びながら男のペニスを味わいたい。
大方の女子はそう思っているのではないかと建男は思っていた。
自然と【鎗田先生に屋上に誘われる】ことを熱望する女子生徒が増えていった。
建男が声をかけ、屋上へと導かれていった女子高生は1年間で二桁を越えた。
特に槍田が顧問をしているチェアガール部と、
女子バレー部員はほとんど槍田の手がついていると言っても過言ではなかった。
いつのころからか女子生徒の中では、
建男に声を掛けられ、屋上に誘われるというのは、
一つのステータスになっていたのである。
噂はうわさを呼び、毎年、建男目当てで
この高校を受験する女子中学生さえいるという噂もあった。
特にバレーボールの未経験者がバレー部に所属していたり、
スポーツ関係で優秀な成績も残していない女子がこの高校に在学しているのだった。
これほど女子生徒から人気がある建男である。
普通ならば男子生徒、
特にサッカー部、バスケットボール部の男子から目の敵にされてもおかしくはない。
ところが建男はそうした男子生徒からの圧力から、
ある方法で巧みに逃れるどころか、
ある種の信望さえ得ていたのだ。
建男はチアガール部のメンバーの中から数人を選び、
定期的に野球部とバスケットボール部のサポーターとしてレンタルしていたのだ。
サポーターといっても試合の応援に行くのではない。
サッカー部員一人一人を個人的に応援するのだ。
そう、つまりは思春期真っ盛りの、
まさに盛りのついた男子部員の性処理を任されていたのだ。
建男はチアガール部のメンバーを個人的な目的のためにランク分けしていた。
自分だけが独占し寵愛するS。
気分を変えたい時に相手をさせるA。
そしてBにランク付けされたものの中からレンタル要員が選ばれる。
Sは容姿はもちろん性格から頭の良さまで建男の意にかなったものが選ばれた。
Aはその時々の気分で選べるよう、身体の特長が際立った生徒が選ばれていった。
バストが特に大きい奈保子、ふっくらした身体つきの安季子、
フェラが得意な美穂など、数名が選ばれていた。
Bランクの生徒たちは週末の総合ミーティングと称した会合で建男の相手をし、
翌月のレンタル要員として4名が選ばれ、
それぞれサッカー部とバスケットボール部へ1か月間、
いわば性奴隷としてレンタルされるのだ。
その恩恵があるためサッカー部員、バスケットボール部員は建男に一目置いていたのだ。
いや、自分の好みの女子をレンタルして欲しい部員などは、
建男が気に入るような言動をした。
そのために、建男は授業中の妨害などを受けることもなく、
教師生活を続けることが出来るのだ。
レンタル要員になった女子生徒は、
それなりの容姿と身体、
そして血の気の多い男子たちの欲求に応えられるだけの体力、
そして性的な経験やテクニックも併せ持った女子たちだった。
それはそれで選ばれた人物となるわけだ。
しかし例え1か月とはいえ、血の気の多い男子部員の中にたった二人で送り込まれ、
連日、部活動の時間は男子部員の相手をしなければならなかった。
しかし、それが原因で退部を申し出る女子はいなかった。
男子部員たちに時には大人数で犯されるうちに、その快感が忘れられなくなるのだ。
そのため、レンタル要員の延長を自ら申し出る女子もいた。
また、Bランクに所属することを自分から望むチアガール部のメンバーも稀にいた。
この高校を選んだ目的が、
このレンタル要員のうわさを聞き付けて、
という女子生徒も、例年何人かはいたのだ。
建男がAランクに選んだにもかかわらず、自らBランクに所属することを望み、
週末の総合ミーティングで自ら建男の前に自分から裸体を晒し、
耳元でレンタル要員を懇願する。
埃っぽいサッカー部の部室や汗臭いバスケットボール部の部室で、
性奴隷として過ごすことを生きがいにしている女子も、中にはいるものなのだ。