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永遠の契り
【熟女/人妻 官能小説】

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永遠の契り-9

9.快気祝い
 治療が終わっても、落ちた体重が回復するには時間が掛かった。体調に異変を感じてから治療が終わるまでに、9キロ痩せた。
 先ず食欲が回復して普通に食事が出来るまでに、時間が掛かった。寿司やすき焼き、天婦羅など好きな食事を取ることで徐々に体重が増え始めた。食事の後のスイーツや間食、特に寝る前の深夜のナツッとミルクなど、あえてダイエットに反する食べ物をとることで体重の回復に努めた。約三ヶ月の努力の結果、体重は5キロ回復し、漸く体力に自信が出てきた。
 その間も真理ことのデートは続いたが、勃起力も持久力も弱く満足な射精に達することは無かった。
 真理子の誕生日が来た。前回のデートから3週間が経っていた。
 真理子の好きな赤いバラの花束と、前から欲しがっていたオロトンの赤いハンドバッグを携えて、馴染みの寿司屋で待ち合わせた。
「誕生日おめでとう、それと僕の快気祝いだ」
「快気祝いおめでとう。わたしにはそれが何よりものお祝いだわ」
 久しぶりのデートに真理子ははしゃいで見える。漸く体力の充実してきた正彦も、この後のお楽しみに股間が疼いている。
 いつものようにマグロの赤で始まり、見繕いの貝で食事を終えた。
「あら、もうよろしいの?」いつもより食の細い正彦に、真理子が懸念の眼差しを向ける。
「うん、運動の前はあまり食べないほうが良い」
「そう、運動ねぇ」前に立つ板前にちらりと目を走らせて、真理子は下を向いた。

 部屋に入るのももどかしく、正彦は真理子を抱き寄せた。唇を合わせ、腰を寄せると真理子も腰を寄せてくる。
「もう固いわ」
「お風呂一緒に入ろうよ」
「恥ずかしい」
「恥ずかしいことなんか無いよ〜いまさらあぁ〜」
「とてもあなたに見せられるような身体じゃないもの」
「それは僕だって同じさ、まあ無理は言わないけど」
「あなた、お先に入って」

 正彦が先に入って出てくると、入れ替わりに真理子が風呂場に入った。


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