永遠の契り-8
８．愛の巣
５年間、通いなれた馴染みのホテル。まるで我が家のようだ。
「久しぶりだね」「元気になってよかったわ、でも無理しないでね」真理子が見事に浮き出た正彦の肋骨に指を滑らせる。
「今日は、後ろ松葉でいこうか？」「そうね〜そうしましょう」
正彦が７０歳を過ぎると、流石に勃起に衰えが始まった。真理子はペニスを指で扱き、亀頭を口に含んで勃起を助ける。挿入しても真理子のオルガスムスに時間が掛かり、正彦は９合目まで登って膝が痛くなり、途中放棄するようになった。
正彦は研究をして、二人とも横並びになって、右側の真理子の左足を上げさせて、正彦の左足を股間が合わさるまで差し込む。いわゆる後ろ松葉だ。この体位だと、正彦も横になったままなので、膝に体重が掛かることなく、長い時間、愛を楽しむことが出来る。射精に達する機会も増えた。
結局、元気な時は正上位、疲れた時は後ろ松葉の体位で愛し合う習慣ができた。
正彦が真理子の乳房を愛し、クリトリスを愛している間、真理子は正彦のペニスを愛し続ける。「固くなってきたわ」「もう入るかな？」「そうね」
正彦はクリームをチューブから搾り出して、膣口に塗りつける。「おぉうっ」真理子の喉から、うめきが漏れる。
正彦は腰を構え直して股間に近づけ、亀頭にも肉棒にもクリームを塗りつけ、膣口にあわせる。腰を軽く煽ると、雁首が膣口を潜る。
「あああぁぁ〜〜」
肉棒がヌルヌルと膣口を潜り、正彦の恥骨が真理子のクリトリス当たった。
正彦は腰を押し込んで真理子の股間と摺り合わせ、男根の付け根でクリトリスをくじった。
「アアァ〜いいわ〜いいわ」
真理子が腰を震わせて喉を鳴らす。
正彦は、幾分腰を引いて細かく抽送を繰り返す。鰓を広げた雁首が、膣襞の愛液を捏ながらクチュクチュと滑る。
「おマンコがいいの〜外も中もいいのよ〜〜」真理子は最近、膣の中だけで無くクリトリスや陰唇などの周りにも強い性感を感じるようになったという。
「よかったっ〜真理子が喜んでくれて嬉しいよ〜」
「正彦さん〜無理しないでね〜あたしのことよりあなたが大事だから〜」
「うん〜分かってるよ〜でも、いい気持ちだねぇ〜」
「頑張ってくれるの嬉しいけど、未だ先があるんだから・・・」
「あっ抜けそうだっ」
「ほら、だから言ったでしょう・・・未だ無理なのよ〜お休みしましょう」
正彦は、枕もとのティッシュをスパッスパッと抜いて真理子に手渡す。自分でもティッシュを取って、固さを失い萎縮をした肉棒を包んだ。