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茶道教室の性奴隷
【SM 官能小説】

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その3 茶道教室に誘われて-2

房江は私がこれから何を言い出したのか少し不安になったようで、
私をにらみつけた。
私は、今度は房江でなく、皆に告げるよう努めて冷静に落ち着いた声で言った。

「皆さん、茶道に対しては初心者の私ですが、
しかしこの先生の言っている事と実際は違っています。
私はこの先生とここの駅で数ヶ月前に偶然にも雨の日に合っていました。
駅前のタクシー乗り場で、
順番に待っている私の前に来て強引に割り込もうとしたのですよ、
しかも札を私に握らせ順番を強引に変えようとしたのです。

私がそれを断りますと(なによ! この男いけすかない男ね、最低!)
と捨て台詞をはいて立ち去ったのです。覚えてますよね、先生」

「う、嘘でしょ! 私はそんなことしないわ……」
自分でも思い当たることがあったのだろう、明らかに房江は狼狽していた。

「いえ、本当にあったことです、ふだんは偉そうなことを言っていても、
いざ自分の事となると……まったくのお笑いです」

「そ、それならば証拠を見せなさいよ!
もしそれが嘘だとすれば名誉棄損で訴えますからね、
皆さんの前で恥を掻かせたのですから……」

しかし、房江の顔は蒼白になり唇が青ざめていた、自分でも思い出したのだろう。

「証拠はここにありますよ、でも皆さん、私はこんなことをしたくありませんでした。
でも先程の偉そうな訓示とその傲慢な態度が許せないんです。
いくら先生といってもね……証拠はここにあります」

そう言って私はポケットからスマートフォンを出し、
あの時に録画してあった動画をその場で再生した。

その音声はまさに房江の声であり、茶会に遅れるなどや、
私を汚く罵る会話も入っていた。しかもその姿も写っているのだ。

「さあ、もう帰ろう、さつき」
「は、はい」

「失礼します、お先に、皆さん、
楽しいはずの茶会をこのように、申し訳ありません」

それぞれの客達は、驚きながらも黙ってこの推移を見守っていた。
そして心の中では私の言ってることが正しいと言うことを
どうやら理解しているようだった。

私は茶室を出るときに、少し後ろを振り返り房江を見た。
房江のその目は私を睨んでいた。
私はこの時、あの時の復讐は果たせたものと思い、
もうこれ以上の深追いはしないと思ったのだが、そのようにはならなかった。

私の愛する愛奴のさつきが、
次の茶会からあの房江に虐められるということが起きたからだ。

次の茶会での講習会で皆の前で、
さつきは房江から言われのない嫌がらせを受けていたのだ。
私に抱かれ、泣きながらそれを打ち明けたのだ。
その原因はあの時の私の関係であるのに間違いなかった。



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