フェロモン・クィーン-10
興奮を抑えきれない手はすぐさま再びスカートの中に入り込み、目的地に向かう。そして指先は麻夜のコンディションをすぐさま探る。
「麻夜…凄いね…」
ニヤニヤしながら顔を見つめる。麻夜は顔を赤くして指を咥え、甘えるような声で言う。
「だって…ずっとエッチな事ばかり考えてたんだもん…昼間から…。」
「濡らしっぱなし…?」
「うん…」
「へぇぇ…」
浜野は何かを思い出したかのように言った。
「じゃあ…へへへ」
いやらしい笑みを浮かべ、剥ぎ取ったパンティを拾い上げる。
「あ…、やだ…」
自分でもどんな状態かは分かっている。いくらスケベでもやはりそれは恥ずかしい事であった。
「麻夜…、まるでパンティ履いたまま風呂に入ったみたいじゃないか…。絞れば滴るんじゃないか…?」
「は、恥ずかしい…」
顔を手で覆い隠す。
「思い切り匂いそう…」
パンティを鼻に寄せる浜野。
「ダメ…」
しかしもうクンクンと匂いを嗅いでいた。
「これは…濃厚…♪たまんない…」
ニヤケ面で嬉しそうに匂いを嗅ぐ浜野。若干青臭いのは昼間中に出した自分の精子の匂いだろう。しかし中出しされたままの状態で仕事をしていた麻夜を思うと異常に興奮して来た。
「ホント…ダメ…。臭い…でしょ…?」
恥辱に塗れながらもしっかりと浜野の目を見る麻夜。恥じらいすら色っぽい。やはり醸し出されるフェロモンは誰よりも強く感じる。
「俺は麻夜のものならなんでも好きなんだよ…。特に濃厚な麻夜のマンコの匂いは大好きなんだ…。」
浜野は麻夜のスカートの中に頭を突っ込む。
「あ…ダメ…」
しかし強引に頭を突っ込む。その瞬間、中枢神経をやられてしまいそうな程の濃密な香りに浜野は頭がクラッとした。
「ヤバい…、まさに魅惑の淫香だ…」
ヤクでもやったかのようにハイな気分になる。もしかして麻薬の代わりになるのではないかと思ってしまうぐらいに頭がクラクラし気持ちよくなって来た。
「いい匂い…。スーッ…ハァ…、スーッ…ハァ…」
ゆっくりと深く吸い込み、体内で匂いを満喫しきってからゆっくりと吐き、また吸った。
「ヤベェ…、ラリっちゃいそうだ…」
「やん…」
自分の恥じらいの匂いが浜野の大好物である事に戸惑う麻夜。だがやはり浜野が喜んでくれるのは嬉しい。どんな自分も受け入れてくれる…、麻夜は浜野にそんな愛情を感じたのであった。