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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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片山未来(25)・清原珠理(24)-12

 車に乗り込むなり、俺は珠理の腋を嗅ぎまくった。
 未来の車。俺と珠理は後部座席にインしていた。
「うわぁ……マジ変態。凄いですよね未来さん、こんな人と結婚するなんて」
「そうなのぉ。汗臭いのとか大好きだから、わたし制汗剤使うと怒られちゃうんだよ?」
「キモー! うち汗対策してるから、そんなに匂わないっしょ!?」
 さすが腋見せファッションを堂々とするだけあり、そこはケア十分なようだった。制汗剤つきの腋窩は薬品味で舌に優しくないから、ペロペロはお預けだ。
「しゃーねえな。下半身はシャワー浴びずに賞味するからそのつもりで」
「だからキモいってば。つーかまさか、うちにもあのカス臭そうな包茎ちんちん舐めさせる気じゃないわよね」
「それは未来が掃除するから大丈夫」
 俺は珠理と間近に見つめ合い、キスした。
 チラッと横目で運転席のほうを見やる珠理。俺たちの歪んだ関係性を呑み込んでいるとはいえ、やはり相手のパートナーに遠慮みたいなものを感じるのだろうか。
 俺はルームミラー越しの未来からもよく見えるよう、ことさらねちっこいキスをしてやった。
「ちゃんと前見て運転してよ。事故したらこの後のお楽しみが水の泡だぞ」
 さぞかし羨んでいるであろう未来に釘を差す。
 珠理の舌を吸いながら、手を股の間へと滑り込ませてみると、なるほど自己申告の通り、ぐっしょり湿っていた。
 プニプニした土手を揉むようにいじると、身悶えして甘い声を漏らした。
 周囲の車からは丸見えの痴態だが、お構いなしで俺たちは唇を貪り合った。


 ヤリ場所は自宅。経済的だ。
 男の一人暮らしであっても小ざっぱり片付けていた部屋だったが、未来という共同生活者が加わり華やかさが増した。
 ベッドには淫臭が染みついているが、それもまた欲情をかき立てるのに一役買うというものだ。
 車内では卑猥なキスの粘液音を聞かされ続け、ヤリたいゲージがマックスまで上がりきっているであろう未来には、申し訳ないが耐え忍んで撮影者役を請け負って貰うことにした。
 未来の自撮りがオープニングだ。
「修平さん、離婚届受け取りました。ありがとう。そして、ごめんなさい。こんな形で別れることになったのは残念だけど、えっと……仕方ないかなって思います」
 聞いてる俺が鬱になりそうなサヨナラのメッセージだ。こいつ相当吹っ切れてんな、と今更ながら感心した。


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