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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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未来・上原詩乃-13

「車内で変なことおっ始めて事故るなよ?」
「あはっ、そういうの慣れてるから事故りませ〜ん」
「マジか。宮村、隣からずっと指マンしてやれ」
 軽口を叩き、発進していくアルファードを見送った俺は、未来の肩を抱き家に戻った。


「すげえ燃えたな。俺、未来があんな乱暴に扱われるの見て、ムカつくし興奮するしで気が変になりそうだった」
「ムカついてたの? めっちゃ『もっとやれ』みたいな煽り方してたじゃないの」
「煽ったけど、内心すっごく心ズキズキしてたんだぞー?」
「ほんとかなぁ? 詩乃さんとのエッチに夢中に見えたけど」
「詩乃とヤってる間もお前のことずっと見てた」
 食器の片付けもそこそこに、俺はザーメン臭い未来を抱きしめてソファでキスしまくった。
「んっ……ふあっ……んむ、くぅ……」
 たちまちとろけ顔になってしがみついてくる未来だ。
「わたしが他の子に肉便器扱いされても平気なのかなぁって、悲しいような気がしてたんだよぉ?」
「平気ってことはない。絶対ない」
「嬉しいよぉ……亮介、好きぃ。好き、好きっ!」
「でも未来さぁ、丸山とヤッてるとき、マジ惚れっぽい顔してた」
「してないよ?」
「してた。メロメロな恋する女の眼になってた」
「嫉妬しちゃったんだ?」
「当たり前だろ、こいつ!」
 チューッと未来の唇を吸う。
 離すと、口周りがうっすら赤くなった未来がキラキラした眼で俺を見つめていた。ちょっと滑稽だ。
「意外と口の周りってキスマークつくのかな」
「それはやめてよ!? 恥ずかしすぎて外歩けない」
「丸山には首筋やられまくったのに、俺はダメなの?」
「いやっ、そういう問題じゃなくない!?  ってかまた妬いてる〜!」
 人目をはばかる必要なく、バカップル全開の睦言を交わす俺たち。
 そのまま水入らずの情事になだれ込むのは、いわば当然の流れだった。

 二人でリビングに衣服を脱ぎ散らかし、未来のボテ腹を庇いながら浴室へと転がり込む。
 乱交の汗と色んな汁を洗い流し、リセットして愛撫を交わした。
 シャワーの水気もそのまま寝室に移動し、二人きりの甘い時間。
 ゆったりとした行為ではあったが、昼間からの狂騒で積み上げられた欲情のボルテージはすぐ頂点まで達し、さらなる高みを目指していく。
 同時に天国を見て、そのまま手を繋ぎ合いながら互いの顔を見つめる俺たちだった。
 言葉もなく、時が止まったような二人であった。
 誰にも壊されることのない、繊細な宝石に似た世界。
 しかし、それは思いもかけぬ闖入者に破られることになった。


〜次章へつづく〜


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