片山未来(25)・谷山萌(18)そして尾野上冴(45)-2
「ねえ、プレゼントあげようか」
うつ伏せにした冴のしょっぱい背中を丹念に舐め回しながら、俺は囁いた。
「えっ、いいよぉ……いつもそんな気遣ってくれて……」
「とか言いつつ、プレゼントあげたら喜んで受け取るっしょ?」
「ふふっ、まあね……」
「そういうとこ厚かましいよな、五十のおばはんは」
「だから五十じゃないって!」
「アラフィフ仲間入りの記念に、飛び切りのプレゼント用意してやんないとなぁ」
「何くれるつもり?」
やはり、期待が勝っているらしい。
「誕生日当日はもちろんデート。それまでの間、俺ずっと風呂入らないでおくから、匂いドぎつくなったケツの穴しゃぶらせてあげるよ」
「絶対ヤダ!」
「最高のプレゼントだろ? 逆のことされたら俺、感激するけどな」
「あたしはそこまで変態じゃない!」
冴は鋭く抗議した。
この女、アナル舐めは得意ではない。
俺は舐めるのも舐められるのも大好物だが、それはあくまで個人的嗜好に過ぎない。相手が嫌がることを無理強いするのは悦びとはなり得ないので、強要だけはしないよう努めている。
実行したら鬼畜だが、言葉の上で虐めてやるだけならお互い興奮も高まって結構というものだ。
「冴ちゃんもウォシュレットとか使わないようにして、素材の味がムンムンになった状態にしておいて、シックスナインでケツ穴べろんべろん舐め合うとかどうよ? どっちが先に気絶するか勝負なんて、ゾクゾクしてくるよね」
「あたし、そういう趣味ないからぁ……」
「とか言って、俺にケツ舐められんのは好きでしょ?」
「好き!」
即答だ。素直な熟女ほど可愛いものはない。
背筋を這わせてムチムチの臀部まで下った俺の舌は、ゆっくりと目指す場所へと近づいていた。
冴の漏らす熱い溜息は、期待に震えているようだった。