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真夜中に呼び止める声
【痴漢/痴女 官能小説】

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通い慣れた道で-2

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ピンポーン、ピンポーン

「あっ……」

翌朝、俺は玄関のチャイムの音で目を覚ました。時計を見ると、ちょうど会社に行くために起きなければいけない時間だった。こんな朝早くに誰だか知らないが、おかげで遅刻を免れた。ありがたい。
おっと、早く客人に応対しなければ。半裸で寝ていた俺は起き上がってジャージを羽織ると、インターホンのスイッチを押した。

「お待たせしました。どちら様でしょうか?」
『朝早くに申し訳ありません。このたび隣の部屋に越して来た露入 玉乃(つゆいり たまの)と申します。御迷惑でなければ、引っ越しの御挨拶を……』

鈴を転がすような、女性の声だった。今時わざわざ挨拶に来るとは。俺は恐縮しながら言った。

「こ、これはご丁寧に……恐れ入ります。今出ますので、少々お待ちください……」

急いでジャージを直し、玄関まで歩いて行ってドアを開けた。あまり見栄を張っても仕方がないが、少しぐらいは第一印象をよくしようと爽やかに自己紹介をする。

「初めまして。角升用蔵と申しま……うっ」

現れた玉乃さんの姿を見て、俺は息を飲んでいた。二十歳そこそこの、長い豊かな黒髪を誇る美しい女性だったが、俺よりかなり背が高く、180センチ以上ありそうだ。
それはいいのだが、着ているものがいろいろな意味で危険だった。上には白い水着のようなものを着けているのだが、布の面積が極小ビキニのように小さく、スイカのような巨大なオッパイに圧迫されて今にもはち切れそうになっている。それだけならまだしも、オッパイに比例して大きな乳輪が隠し切れず相当はみ出し、乳首の形はくっきり浮き出ていた。
さらに下も問題だった。青い短パンらしいものをはいているのだが、これも生地の面積が少な過ぎてヘソ下が大きく露出しており、上側から黒い毛の塊が覗いていた。

「うぐぐっ……」

ただでさえ卑猥過ぎる格好だったが、それに加えて俺は女性と接した経験に乏しかった。一瞬で勃起どころか射精しそうになり、その場にしゃがみ込む。

「だ、大丈夫ですか!?」

慌てて俺の肩を支え、抱き起そうとする玉乃さん。彼女の香水だろうか。いい匂いがする。もう駄目か。俺は美女の前で、パンツの中に射精する屈辱を覚悟した。

そのとき、俺の脳裏にある言葉が浮かんだ。


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