リハビリ-2 幸弘が立ち上がったのを見て、麗華は病衣の胸元と裾を整えてベッドに座り直した。そして、小さく呟いた。 「また、来てくれる?」 口元に白い歯を見せながら麗華の頭に手を置いた幸弘が答えた。 「来るさ、必ず。リハビリのお手伝い、しなきゃね」 「……バカ」