鬼奴部長-6
(ああん…、ヤバイ…)
彩香は既にパンストとパンティが膝辺りまで下げられている事に気付いた。そしてキスし下半身を弄りながら器用に自分のベルトを緩めズボンを下ろしにかかっている浜野にも気付く。
(ああん…ヤバイ…ヤられちゃう…)
そんな危機感を抱きつつも抵抗する事なく、下半身を弄られ体をくねらせる彩香は、まるで自分がしたがっているかのようにも思えた。
(私、どうしたんだろう…したがってる…)
下半身が疼く。心臓がドキドキする。どんどん浜野としたくなって来る自分が止められない。彩香はどうしていいか分からなかった。
「あ…」
浜野に手を導かれ掴んだものは、堅くなりドクっ、ドクっと脈打つ熱いペニスであった。それは今まで彩香が握った事のあるペニスの中で1番立派な感触だった。その瞬間、彩香の性器からは愛液がジュワッと溢れた。
「あん…」
彩香の背を壁に着ける浜野はすぐさま彩香の左足を持ち上げる。彩香が視線を落とすと、既に性器と性器が寄っている光景が見えた。
「あ、ちょっと…」
慌てる彩香の言葉など全く聞こえないように、浜野はあたかも既に合意を得たかのように生のまま彩香の濡穴にペニスを差し込んだ。
「ああん…!!」
快感が体を突き抜ける彩香。殆ど無理矢理されているのに全く抵抗を見せない。それどころか浜野の体にしがみつき顔を甘く歪ませていた。
「ああ…、気持ちいい…」
興奮を表した表情で浜野に見つめられると恥ずかしさも加わり顔を真っ赤にする彩香。
(どうしたんだろう私…。彼氏いるのにさっき会ったばかりの人に何の抵抗もなく体を許しちゃうなんて…)
彩香は恋愛に対して物凄く真面目な女だ。男性経験は今の彼氏1人だけだ。高校生の頃から8年間付き合っており、そろそろ結婚を意識してきた所だ。もちろん浮気などした事もなければしようと思った事がない。そんな彩香だが、自分の貞操観念に自信がなくなるぐらい簡単に彼氏以外の男に体を許した事がショックでもあった。
(頭がおかしくなっちゃった…。浜野さんが気になって仕方ない…。もっと知りたい…。)
まるで酔ってしまったかのような感覚だ。頭の中がモワッとして霞みがかった霧の中に浜野が輝いて見える。8年の恋も一瞬に消えてしまうかのような強い光を放っているかのように見える浜野に彩香は確実に恋愛感情を抱いていたのであった。
「あん…!あん…!あん…!」
ズンッ、ズンッ、ズンッ、と下から力強く突き上げて来る浜野に彩香は激しく顔を歪ませて凄まじい挿入感に喘ぎ始めるのであった。