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裸の巨人さくらちゃん
【フェチ/マニア 官能小説】

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口喧嘩-1

その後、武器も応援も無いまま、僕たちは三度の出撃をした。だんだん怪物の出現する都市が大きくなる。
さくらちゃんの話では、モラルの低下が怪物を生み出すのだという事だった。これまでに出現した怪物は、実のところただ一種類に過ぎなかった。つまり、黒人の年寄りだ。全裸の巨根である。
それが、都市の規模に比例して、数だけ増えるのだった。
福岡では、五人の老人に輪姦された。生まれて初めて女の立場でセックスさせられた。膣と肛門と口に一度に突っ込まれ、射精されたのである。
さくらちゃんは、反撃するなと言い、甘んじて犯されていた。確かにそれは功を奏して、三人が射精後、消滅したのだった。
僕はしかし、あまりに気持ち悪くて痛かったため、残りの一人の股間を蹴り上げてやった。途端に老人は大爆発を起こした。福岡市の周縁部にはクレーターができてしまった。
さくらちゃんは、最後の一人を口で昇天させ、福岡での任務は終わった。僕としては、何が悲しくて老人の精液を飲まなくてはならないのか分からない。
部屋で僕はさくらちゃんと議論した。
「あの怪物って、人に受け入れられない悲しみと怒りみたい。」
「強姦されるのは嫌だな。すかっと倒したい。」
「相手が男の格好で、こっちは女なんだもの。悲しがっておちんちん勃たせてる男性を女が受け入れるって、それしか無いんじゃない?」
「僕はむしろあっち側になって、小学生のさくらちゃんとやりたい。」
「それじゃ敵そのものじゃないの。モラルがなってない。」
「一緒に行く意味ない気がする。今後も犯されるだけだよ。」
「あたし、不安なのよ! 知らない男性何人もから一人きりで犯されるのよ! 一緒にいてほしい。」
「海へ誘導して、爆発させよう。股間を蹴り上げれば済む。」
「そんなに弱いかしら。」
「金玉は弱いはずだよ。 この前だって、ひと蹴りで爆発したじゃないか。」
「そう? そんなものぶら下げて、男って可哀想。それに、そんな所、女の子に突き出してくるの?」
口喧嘩になってきた。
「やってみようか。」
いきなりさくらちゃんが、僕のものを蹴り上げた。僕は前のめりに倒れて動けなかった。
「嘘! 力、入れてないよ。 柔らかくて、足が気持ち悪い。早く起きなさいよ、みっともない。」
入れてないから痛いのだ。しばらく悶絶していた僕は、胃液を吐いた。
「え? 宣男君? 本当なの? ごめん! 金玉のこと、あたし信じる!」
心配したさくらちゃんは、僕を病院に連れて行った。パスポートも保険もなかったのに、日本人だということでオーケーになった。国力とは侮れないものだと思った。
睾丸破裂だった。二つとも、潰れていた。摘出したほうがいいと、美人の女医に言われるのを、さくらちゃんは訳しながら涙を流した。


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