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よだかの星に微笑みを(第三部)
【SF 官能小説】

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ナースチャ-3

「これが温泉?」
「そうだよ。天然の湯が湧いてる川だ。先に入ってるぞ。」
「日本人て、なんでお風呂だけは男女裸でいいわけ?」
「ヨーロッパのヌーディストビーチの方がすごい。行ったことないけど。」
ナースチャは、覚悟して裸になったが、前に立つ俺の股間から目を離さず、
「触ってもいい? このあいだの話で、ずっと気になってたの。」
俺の陰嚢を指で押し揉みしたり持ち上げたりして中身を確かめていた少女は、やがて
「玉、思ってたより重い。袋、柔らかいんだ。変な気持ちになってきた。あ」
俺は勃起したものを握らせた。ナースチャは、先と茎との硬さの違いに驚き、さすり始めた。
「まだ大きくなってく。」
「もうじき精子が出るぞ。」
「平気なの?」
「出さないと平気じゃない。どんどん溜まっちゃう。」
「じゃなくて、外に出していいの? 精子って生きてるんでしょ。可哀想だよ。」
「じゃあ」
「今だけだよ。」
「ちょっと待って。」
俺はナースチャの足元にしゃがむと、片脚を持ち上げ、自分の肩に乗せた。ポリアンナより白い肌に刻まれた、綺麗な造りの紅い溝を俺は開いてみた。透明な滴が一筋、糸を引いて床に垂れ落ちた。
おしっこのにおい。不潔な白いかす。においの強い桜色の肛門。味もにおいもしなくなるまで俺は舌を撫で付けた。
「これの事だったんだ! 頭が変になりそう!」
エクスタシーに酔う少女の熱いおしっこが俺の喉めがけて噴き出したとき、俺たちは変身した。
二匹のスズメバチは、川辺で争うような交尾を繰り返した。
人に戻っても、俺たちは腰を離さず、流れる湯に浮かんで青空を眺めていた。蝉の声が、命一杯、生きる歓びを謳っているような気がした。


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