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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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それでも守りたいもの-3

 この不細工にやらせてあげようかな、順子をちょっとイジメてみたくなってしまう、ああ、あたしってすっげー嫌な女だなって。
「なあ葛西、さっきから聞こえてるんだろ? この男のチンポしゃぶってるのって、お前じゃね?」
 その時は織り悪く生理がきていたってのもあって、その言葉に急に心臓がどきどきしちゃって、覚悟してたのに、身体がうまくうごかせなくなってしまうのよ、結局強がっていたけど動揺しちゃうんだね、目眩で視界がぐるぐる回ってきて、教室にいることがしんどくなって、この場から消えてしまいたくなるの。
「し、知らない、よ……」
 かろうじて蚊の泣くような声で、否定した。
 ママが聞いていたら怒り出すだろうな、そんなのさっさと認めて、堂々としていなさいってきっというだろうって。
「いやいや、どう見ても葛西だろ? それにこの画像、葛西のお母さんが書いてるブログから持ってきたんだぜ」
 我慢して押さえ込んでるつもりでも、身体が震えてきて、碧の風薫る皐月だというのに、寒気すら覚える、パパにはじめてされたときの気持ち悪さみたいな「知らない物」に対しての恐怖心とか恥ずかしさや罪の意識がふわりって、意識の上に浮かんできて、教室中の男子の視線から視姦されているって!
 これから教室中の男子に廻姦されるんじゃないのって想像が頭の中をぐるぐるして、動悸がしてきて呼吸がひどく激しい、目の前がちかちかして、ただ居るだけで苦しいの。
「知らねえって? 知らないわけないだろ、近親相姦に私たち家族は負けません、どうぞ見守っていてください、とかって書いちゃってるの葛西のお母さんなんだし、くくく、このエロ画像お前に間違いないじゃん」
 クラスメイトの指摘どおりで、どこにも逃げ場なんて無い、それって超苦しいんだよ、『順子はママを裏切った売春婦で、これからも苦しみは続くけど、ママはその苦しみから救ってあげられる救世主なんだから、アンタは被害者でいればいいのよ、貴女のためなんだからね』みたいな呪い、大成功だよママ。同級生の女子から見られる視線だって、レイプされてきた汚い娘って見られてるんじゃないのかって、まああたしってクズだよね、実際さ。
「……だったらどうするのよ、減るものじゃないし、おマンコさせろっていう? そんなの犯罪だからね、許さない」
 いきがって許さないなんていってみたものの男子のニヤニヤした顔は益々下品な顔つきになっていって、八重歯が涎にぬれてきもいっていう。
 いっそ廻されたほうが楽なのかもしれない、教室中の視線から犯され続けるよりも……ここに居る間はあたしは、順子は、男子のズリネタなのかって。


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