深入り-1
「何度見ても飽きないね、ここ。」
「何度見られても恥ずかしい。今日、におい、凄いでしょ。おりものが多い時なの。」
「人肉って、女性のはこんな風味なんだろうか。」
「早く食べて。」
「女体盛りって、アンカは知ってる?」
その時、高橋先輩から通信が入った。俺は青くなった。
「なんだ、お前、成長したな。こんな時に悪い。一応伝えとく。敵の新型な、英凛短大の学生らしい。英語科の一年生だ。敵側にそんな若いのがいるとは驚いた。住所はこれ、名前は、藤澤蘭だ。お前がやらなければ、俺たちで何とかする。まあ、あまり気にするな。じゃあな。」
アンカの素性は見抜かれなかったらしい。しかし、敵の話は間違ってる。全然違う情報だ。誰のことだろう。
「聞いちゃった。周波数分かっちゃった。誰、今のゴキブリ。」
「俺を改造した先輩。もう、何とかしてくれよ!」
「弘前君、やっぱりあたしを狙ってたのね。」
「狙ってない! いや、狙ってたよ。狙ってたのはこれだ!」
大きく立ち上がったアンカの陰核に俺は吸い付いた。
「やった!」
狂喜したアンカが仰け反って言った。