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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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動物園-1

日曜日、俺はポリアンナと動物園に来た。ポリアンナは動物が大好きだと言う。動物が好きだと言う人は、大抵は犬猫の話をしていて、イモムシや魚が好きな人とは類が違うようである。互いに「好き」の意味もちょっと違っている。
「あたしは虫じゃなければみんな好き。」
聞いた俺は、少しショックを感じた。いつからか、自分を虫だと認識しているところがあるようだ。
「爬虫類館もあるよ。全部回ろうよ。」
中学生らしく無邪気な様子でポリアンナははしゃいだ。
動物を見るのは俺も好きだった。よく観察すると、それぞれに造形が素晴らしい。しかし
「この子達は幸せなのかな。」
と、俺はデート中に白ける事を思わず言ってしまった。ポリアンナは
「うん。幸せじゃないよね、きっと。自由に自然の中で居た方がいいに決まってる。」
そう、しんみりと答えた。
「高村光太郎の詩に、『ぼろぼろな駝鳥』っていうのがあったな。人間よ、もう止せ、こんなことは。確かそれで終わってた。高校か中学の教科書にあって、その時感動したの覚えてる。」
「ふーん。でも動物園にいる子たちって、みんなごろごろしてるでしょ。野生だとそんな暇あるのかな。」
「確かにね。ここだと食べ物にも困らないよな。」
「あのクマなんか、人に手振ってるよ。かわいい!」
「考えないで、楽しもうか。」
「道徳の教科書にね、どこかの動物園の園長さんだった人の文章があったよ。動物園が種の絶滅を防ぐんだって。」
伊月らとしたウーパールーパーの話に似ていると思った。実は動物園を人間に作らせていたのは動物だった・・・そう考えたら、俄然、楽しくなってきた。
「よし、全部見て回ろう!」

「今日見たウマのおちんちん、長かったね。何であんなに長いんだろう。それに比べると、弘前さんのはおもちゃみたい。」
横になった俺の顔にスカートのまま座り込んだポリアンナは、俺のパンツを下ろし、勃ったばかりの俺の先端を指で弾いた。
「弘前さんの、じゃなくて、人間のは、だろ? そりゃ、ラトビア人のはもっとずっと大きいと思うけど。」
「見たことないもん。」
「お父さんに見せてもらいな。」
「嫌よ、気持ち悪い。」
「アフリカ人のは三十センチくらいあるそうだよ。玉も大きいし、精子の量もすごいらしい。」
「玉って内臓だよね。外に出てて怖くない? それに、あたしいつも思うけど、邪魔じゃないの? ウマのは体から出てきたよ。」
ポリアンナは睾丸を一つ摘まんで引っ張ったり、押し揉みして遊んだ。
「そんな事すると怖い!」
「よいしょっと。」
少し腰を上げたポリアンナは、パンツを腿まで下げ、また座り込んだ。
「あっ!」
「濡れてるでしょ。あと、昨日お風呂入ってないんだ。」
ポリアンナは今度は俺をしごき始めた。
「ホーケーって何?」
「頭に皮が被ってること。」
口を動かすたびに、ポリアンナの味が広がる。
「こんな感じ?」
手前に指を引いた時に伸びた皮をポリアンナは先に被せてみせた。
「これがこう剥けたんだ。へえ。」
ポリアンナは皮を剥いたり戻したり、面白そうだった。
「男の子になった気分。男の子のオナニー、こうするんでしょ?」
こちらは女の子を顔に押し付けられ、しごかれているだけのマゾっぽい気分だ。
「玉が上がってきたよ。出る? 出るってどんな感じかな。」
ポリアンナは俺の鼻にクリトリスを引っ掛けるように擦り付けた。俺が腰に抱きついたので、察したポリアンナが、指の勢いを強め
「ああ、あたし、出る!」
俺は本当に射精した。
「あっ、あっ!」
射精と同じリズムでポリアンナにも高まりが来ていた。腰を持ち上げクリトリスを口で吸ってやった俺の目の前で、肛門がひくついていた。
俺はポリアンナの手の中でもう柔らかくなっていたが、女の子は終わらない。
膣に舌を入れてから、息を吹き込み、子宮を膨らませてやった。
「うーっ!」
喜びに浸りきったポリアンナの子宮が縮んだ瞬間、ぶぶうと汚い音を立てて空気が吹き返してきた。腰に例の模様が現れている。
俺はポリアンナのお尻の穴から襞の垢まで舐めてやり、ポリアンナは、飛び散った俺の精液を残らず舐めとってくれた。
「あたしたち、普通にこんなとこ舐めたりして、動物みたいだね。」
普段はこんな所を隠して、においを忌み嫌いながら、夜の一時には貪り合う。或いは渡部のように、金を払ってまで触りに行く。そんな生き物は人間だけだ。


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