恋人-2
二度目が終わった時、俺は気を遣うつもりで
「ポリアンナってさあ、ハーフなの、それとも」
陰嚢をまた弾かれた。遠慮のない力だった。
「死んじゃうよ。ほんとに痛いんだぞ。」
「痛いのは分かってます。喋らないの!」
しかし、一緒にいればいつか真実は露顕するに決まっている。話してしまった方がよくはないだろうか。ポリアンナの赤い女性器が威かすように口を開けている。
七回目で何も出なくなった。
「頑張りました。ご馳走さま。今度はあたしの番。」
「出すと疲れるんだぞ。もう出ないのにどうするの?」
「だからあたしをあげます。」
まだ勃っている俺を自分に嵌め込んだ。腰を振りながらポリアンナは
「あたしはハーフじゃないよ。パパもママもラトビア人。」
ラトビアってどこだっけ。何とか三国。ベネルクス三国か。いや、バルト三国か。
ポリアンナは夢中な様子だった。白い体が汗をかいて、小さな胸が痛そうに上下するのが見えた。ピンク色の乳首が勃っている。汗はぽたぽたと俺の体に落ちてくる。何度も快感に顔を歪めたが、それも可愛らしい。女の子はどこを取っても綺麗なものだと思った。
疲れ果てたポリアンナは、俺の体の上で横になった。
「ここ、シャワーありましたっけ。」
「ないよ。銭湯に行かなきゃ。」
「汗臭くなっちゃう。」
「全部、舐めてあげようか。」
「いや。」
「僕の服着てすぐいっておいで。」
「まだ腰が立たないと思う。」
「入ったままだよ。」
恋人同士の会話とは、友人との会話よりだらだらと下らない癖に、楽しいものだと感じた。
夕方、バイトのある俺と別れたポリアンナは一人で銭湯へ行き、帰っていった。