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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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夏前に-1

バイト先が改装するというので、しばらく仕事が無くなった。金がない癖に、俺はつるんで飲み屋へ行くのだけはやめなかった。じきに夏休みになる。休みには実家へ帰る予定だが、ポリアンナはどうしたものか。
「パパとママが、夏はラトビアに帰ろうって。あたし、弘前さんと一緒にいた方がいいのに。一ヶ月もしないのなんて耐えられない。」
「ラトビアで好きな人できるんじゃない?」
「弘前さん、冗談の通じないところが駄目ですね。一緒にいたいの。」
「俺も帰省するか考えてるけど、ここ、クーラーないから酷いんだよ、暑さが。扇風機かけてるのに今も暑いでしょ。これからもっと凄くなる。」
「あたしたち、どうせ裸じゃない? それでこんなにくっ付いているんですよ。暑くても一緒にいたいな。」
「セックスのことしか考えてなくない?」
「そうよ! だって、あたしたち、ほかに何にもしてないもん! プールとか海とか、ディズニーランドとか行きたいのに!」
怒った顔で激しく腰を動かすポリアンナに射精させられながら、今度はどこかへ連れて行ってやろうと思った。


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