肛虐-2
悟の手がバックから股間に伸びた。
「すっかり乾いちまったなぁ」
秘溝を押し広げ、肉真珠をまさぐっても一向に濡れてこない。
「まあいい。作戦変更だ。裏穴責めといくか」
悟は女をパレットに追い立て、四つん這いの格好をとらせた。
「膝を広げてケツを上げな」
ゆで卵を二つ並べたような双丘をピタピタと叩きながら命じると、無数のシワが刻まれた菊の御紋に舌を這わせた。
「ヒイーッ!な、何をするんですッ」
四つん這いの舞依が首を後ろに捻じ曲げた。
「アナルセックスだよ」
事も無げに言うが、その表情は肉欲にギラついている。
「そ、そんな・・・。馬鹿な真似はやめてくださいッ!」
尻穴で交わるなんて、一部の変質者かAVの世界の話だと思っていた。それを私に強要するとは・・・。
「どうやらここは処女らしいな。最も俺も童貞だけど」
ナンパしたあばずれ女や風俗嬢にそれを強請ったことはあるが、すべて拒絶されていた。怒って張り手を浴びせられたこともある。その長年の夢が、今叶えられようとしていた。
「初めてどうし、せいぜい楽しもうぜ」
中指にたっぷりと唾液をすくい取ると、ひくひくとうごめく菊座の中心に当てがった。
「ああッー。き、汚いッ!やめてッ」
そんな哀願を無視して、男はアヌスに指腹を揉み込んだ。
「あうっ」
舞依が驚愕の声を上げた。逃げようと四つん這いのまま歩を進めるのを、ピシャリと双臀を打たれて引き戻された。
「へへへ、綺麗なケツ穴だ」
小柄な舞依の身体にマッチした小さめの菊の蕾が、怯えたように固くすぼまっている。汚辱の器官とは思えぬ艶麗さに、悟の下半身も張ちきれんばかりに膨張している。
「排泄器官はチンポを受け入れるようには出来ていないんだ。しっかり解きほぐさないと痛い思いをするぞ」
ネットで得た知識をひけらかしながら、泣き叫ぶ女のアヌスをまさぐり続ける。ヒクヒクとうごめく浅黄色のそれに、男は有頂天だ。
「だいぶとろけてきたな」
興奮に眼をギラつかせると、悟はシワの中心であるおちょぼ口に中指を沈み込ませた。
「あうっ、いやああッ」
予想だにしない男の行動に、舞依の身体がこわばる。必死に括約筋をすぼめて、男の指の侵入を阻止する。
「お願い、和田さん!こんな変態染みた真似はやめてッ!普通に抱かれるわ。だからアナルなんか許してッ」
哀願の声が震えている。だが、欲情に目をぎらつかせる男がやめるはずはない。
(せっかく手に入れた獲物だ。骨までしゃぶりつくしてやる!)
「顔を見せるんだ。後ろを向けよ」
だが全神経を肛門に集中させ、必死にアヌスをすぼめる舞依に、そんな余裕はない。
「聞こえねえのか。こっちを向けと言ったんだッ!」
すでに第一関節まで菊座に没していた中指を、一気に押し込む。
「ヒイッー、許してッ、ごめんなさいッ」
男の情け容赦も無いアヌス責めに、舞依は慌てて首を捻じ曲げた。不安に戦く端正な横顔が、男の加虐心を刺激する。
悟は根元まで貫いた中指を、右に左にと回転させた。その度に舞依の美貌が歪むのが、愉しくてたまらない。
「やめてッ、お願いだからもう許してッ!」
想像を絶するアブノーマルな行為に、女が泣きわめき続ける。
「まんぐり返しにすればよかったかな」
苦しむ美女の顔を楽しむならば確かにそうだ。だが時すでに遅し。カウパーでヌルヌルの男根は、火を噴かんばかりに怒張している。指を引き抜いた男は、代わりに灼熱のペニスを捻じ込んだ。
「ううっ・・・くくっ・・・」
屈辱と苦痛に、舞依がくぐもった声を上げる。それを無視して剛直を最奥まで突き進めた。
(何という締め付けだ。たまらねえッ)
誰も触れたことのない禁断の肉穴。今、そこを凌辱していると思うと、それだけで射精しそうだ。
その一方で、舞依の苦痛はハンパではない。何しろ中指の数倍はある男根を咥え込んでいるのだ。リズミカルな突き上げに、短い悲鳴が漏れる。
男の手が舞依の栗色のショートヘアを掴んだ。
「ほらッ、後ろを向けッ」
固く閉じたまぶたから、涙が流れ落ちている。
(ハハッ、ザマアミロ。いい気味だ)
残虐な笑みを浮かべながら、腰のストロークを早めた。
男の鼻息が荒くなった。それと同時に、腰使いも激しさを増す。
「ううっ、出るっ、出るぞっ!」
歓呼の声を上げると、腸壁に劣情のマグマを叩きつけた。
「気持ちいいーっ」
女のケツ穴と半萎え状態の男根が今だつながったまま、男は余韻に浸っていた。四つん這いの舞依に覆い被さったまま、釣り鐘状の乳房を無意識に揉みしだいている。
「も、もう離してください」
「あ、ああっ」
ようやく我に返った男はシンボルを舞依の口に押し込んで、お掃除フェラを命じていた。
「おお、そうだ」
いい事を思い付いたとばかりにニヤ付いた。
「お前のケツを舐めてやったんだ。俺のケツも舐めてくんなきゃ不公平だろ」
嫌がる女の裸体を押し倒して仰向けにすると、楚々とした顔に男の毛むくじゃらの尻を埋めた。
「そ、そんなッ、無理ですッ。いやッ、・・・ううッ・・・ぐうッ・・・」
息も出来ない苦しさに、舞依は男の汚い尻をたたいてギブアップを表明した。
「愛情を込めて舐めるんだ。舌をまるめて奥まで突き入れろ」
理不尽な要求にも屈して舌をすぼめ、むなしい努力を続ける。
女の美しい鼻筋に、男の垂れた陰嚢が触れる。
「金玉を揉め。優しくだぞ」
男の要求がエスカレートする。
「バカッ!ケツ穴から舌を離すなッ!俺がいいと言うまで舐め続けるんだッ!」
恍惚の状態で女にがなり立てる。屈辱に打ちひしがれながらも、舞依は必死に舌を使い続けた。
「アナル最高ーッ!」
男の咆哮が工場内に響き渡った。