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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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悩める恭子-5

「ズルいよ…」
怒りたいが怒れない微妙な気持ちだ。すなわちしてはいけないけどしたい、だ。体はどんどん盛って来る。
「ほら、恭子さんの潜在意識を呼び戻してるだけだよ。本当はあんなにスケベなのにさぁ。」
「き、昨日は…本当の私じゃ…ない…」
「でも香水一つであんなになれるんだ。やろうと思えば出来るって事だよ。」
浜野は急に真顔になって立ち上がる。
「ち、ちょっと…こ、来ないで…」
迫って来る浜野よりもその気になってしまいそうな自分が怖かった。恭子は少しずつ後退りしていく。が、室長室のドアまで追い込まれてしまった。

「中の方が誰にも見られる事ないから思う存分すけべになれるよね?」
浜野がノブを握るとドアが開き、体を押されるような形で室長室に入って行った。
「さぁ、2人きりだ。」
ドアが締められ密室状態になる。顔を怯えさせながら立ち尽くす恭子。緊張から来るものではない胸の鼓動は高鳴る一方だ。
「本当にいい女ですね。20歳代では絶対にない色気…、たまらないっすよ。」
恭子は浜野の接近から逃れられない。気付けばむしろそれを待っている自分もいる事に気付く。まるで全身がスィッチになったかのようである。体のどこかを触られただけで性への暴走は止められないような気がした。

「ああん…!」
浜野はいきなりスカートの上から股間に手を押し込んで来た。浜野は一番効果的なスィッチを選択したようだ。恭子の体にいきなり甘い電流が流れた。
「もう疼いてるんじゃないですか?オマンコ…。恭子さんのスケベなスケベなオ・マ・ン・コ」
「ああん…」
いやらしく迫って来る浜野に力が抜けてしまいそうだ。浜野の手を退けようとしない恭子。むしろ求めているようにも思えた。

「じゃあ始めようか…」
浜野は当たり前のように唇を寄せてきた。つかさは無意識に目を閉じ唇をツンと突き出した。
「ん…」
重なり合った唇。恭子の手はやはり無意識に浜野の背中に回された。恭子の鼻息は荒くなる。同時にどんどんと浜野の体から香るフェロモン成分が体内に吸引されて行く。もう完全にフェロモンに犯されてしまった。不貞な関係を不貞だと判断する力がもはや恭子にはなくなっていた。舌が勝手に浜野の舌に絡んで行った。
「んっ…、んっ…」
艶かしく絡み合う舌。お互いに強く体を抱き寄せ密着する。気付けば背伸びをし、腕を浜野の首に回しながら積極的にディープにキスを求めている恭子の姿があったのであった。


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