愛憎睾丸めぐり-13
ヨハンナは学校を休み続けていた。復讐してやると言う蝶子の思いは、それでひたすら清流に向けられた。
学校では先生と呼ぶ蝶子に、家では肛門を舐めさせられ、精子を搾り尽くされる。勃起する力が清流に残っているか蝶子はしばしば口で確認し、勃てば決して許さなかった。
蝶子には月経があったが、することは変わらなかった。蝶子の体で血のにおいと味とを清流は初めて意識した。
「良弥、やっぱり睾丸破裂で、一つは取っちゃったって。もう一つも、野球のボールみたいに腫れてた。」
病院に行ってきた蝶子は、清流の顔に跨り、千切れそうなほど、包皮から陰茎を引っ張った。更に何度も睾丸を、憎らしそうに指で弾き飛ばした。
「良弥がお医者さんに、取った玉、貰ってあったの。見せてくれた。あたし、その場で生のまま食べてやった。この気持ち、分かる? よく噛んで、呑んで見せたら、ありがとうって良弥、言ってたよ。可哀相に。どうしてくれる? 絶対に許さない。」
責められるのも理不尽だとは思いつつ、涙を流してする蝶子の「復讐」に、清流はただ大人しく身を任せた。