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雪娘たちと転校生
【ロリ 官能小説】

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ナターリヤ-1

ナターリヤは勉強のできない子だった。顔付きもそれを表していて、整った造りにどこかしら締まりのないところがあった。しかし、善良でもあり、人懐こくもあるナターリヤは、人に疎まれる事こそあれ、人を恨んだり、軽んじたりする事はないのだった。
「森村君、あれから精子でたの? こないだ途中でやめちゃったから、二人で続きしてみる?」
ハスキーなナターリヤの声は優しく聞こえるものだと森村は思った。
ナターリヤは、自分がいじめられている事に気のつかないようなタイプだった。場の雰囲気も読めず、この時も、教室内の女子たちがこちらをちらちら見ているのに、平気で話しかけてきたのだった。
ここに来る前ならば自分でも鬱陶しく思った筈のこの女子を、軽んじることができない気持ちに、森村は今なっていた。
「今度はちゃんと見せてあげるよ。あたしも自分だと見たことないの。あと、おちんちん触ってみたいし。おしっこするとこも見せてあげる。」
「そんな事より、友達が欲しい。」
「もう友達だよ。今日うちに来ない?」
「いいけど。」
ナターリヤが離れるとすぐ、アナスタシヤが近づいてきた。
「あんな馬鹿な子、相手にしないで。」
「自分が苦手なだけだろ。かわいそうじゃないか。」
「だって、変なんだもん。ねえ、また今日うちに来てよ。」
「今日はだめだって。」
「じゃあ、あした。」
「あした考える。」
「もう!」
女子の家を訪ねることに、森村は今ひとつ、積極的な気分になれないのだった。

新築のナターリヤの家は、都会の雰囲気に満ちていた。
森村が部屋に入るとすぐ、ナターリヤの母親が紅茶とケーキを持って現れた。娘と同じ金髪で薄青い瞳の、品のいい女性だった。
「うちの子が男の子を連れてくるなんて。この子はお友達が少ないんですよ。」
「たくさん居るもん。お母さん、何言ってるの。」
「転校してきて寂しいでしょうけど、困ったことがあったら、いつでも言ってね。うちの子をよろしく。ナターリヤ、お母さん、お買い物に行ってくるから。」
人に親切にされる温かみをこうまで感じたことは、森村にかつてなかった。
「優しいお母さんだね。」
「そうでもないよ。」
もしかしたら、自分の親も優しくて、それを分からずにいたのかもしれない。森村はそう思った。
「うちの父親は土日も仕事だし、夜も遅くてあんまり会わないんだ。晩は買った弁当か、自分で作ってる。」
「お母さんは?」
「引っ越さないで弟といる。」
「ごはん、うちで食べてけば?」
「そんなに図々しくしたくない。」
膝を立てて座るナターリヤのスカートから、白いパンティーが覗いていた。模様だと見えたのは広がる染みだった。


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