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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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奴隷里紗との主従愛の調教序曲 1-1

 里紗は観念したのか、檻にあちこと身体をぶつけながら、窮屈な檻から外に這い出した。里紗は「あふぁふぅ…。ふぅふぅ…」と窮屈な檻から抜け出した解放感からか、何度も大きく深呼吸と溜息をつきながら、しばらく横になり伏せていた。
 搬送責任者の男は、里紗の背中を軽く撫ぜながら、
「今日から調教をお願いすることになったご主人様に引き渡しする。早く立ちなさい。オークションで、お求め頂いたありがたいご主人様ですから、存分に楽しんで頂けるように、朋世女王の奴隷調教で学んだ成果を存分に発揮しお仕えしなさい。良いですね」
と里紗に優しい口調で諭した。
「サロンで調教を受けてきた女王に恥をかかせることのないように、ご主人様に絶対服従を誓い、マゾとしての更なる性癖を磨きなさい。貴女のマゾとしての器量なら大切にして頂けると思います」
男の言葉をどのような思いで里紗は聞いていたのかは分からない。ただ、初めての私という主人を前にして、緊張からか震えていた。
責任者の男からは、さらに里紗を調教してきた女王からの調教カルテと性癖についてのレポートも渡された。そして、最後に男は、里紗の引継ぎの最終チェックとして、里紗の身体の目視での点検を願いたいと要望した。私は床に横たわる里紗の首輪のリードをゆっくりと引き上げて立たせた。この行為は、私にとって調教と言えるか分からないが、初めて里紗に直接手を下したものであった。私のリードの導きに、比較的抵抗もせずに里紗はスムーズに立ち上がった。
 うつむき加減に直立して立つ里紗の周りを私は一周し、美しい乳房に軽くタッチした。里紗はなおも震えていたので、いたわるように、軽く引き寄せ優しく抱きしめた。里紗は少しは安心したように見えた。しかし、まだ里紗はインターンシップ制度に応じてしまった自責の念でか悲しそうな顔をして、反射的に命令には応じるものの、時々、強く瞼を閉じては涙を流していた。
 私はそんな里紗の気持ちを察して、再び彼女を抱きしめ背中をさすり、そして頭の後ろを優しく撫でて落ち着かせようとした。そして両肩に両手を添えて、
「恥ずかしいかい。美しいお顔が涙で濡れているよ。可哀想に目を開けて顔を見せて…」
と優しく里紗に言葉をかけた。里紗は薄目を開き私を見た。私は里紗の顔を間地かで見たのは、この時が初めてであった。
 私が彼女の点検を終えると、助手の男が搬送車に積まれていた里紗の衣類や持物を入れた手提げ袋を私に私に渡した。そして、搬送責任者の男は、
「これで、奴隷女の引き渡しは終了です。私どもは、これにて失礼いたしますので、後は彼女をよろしくお取り扱いお願いします。何かあればサロンの女王に連絡ください」
と伝え一礼して、サロン担当者は檻を我が家から運び出し男たちは帰っていった。
 私はサロン関係者を玄関で見送った後に、足元で四つん這い姿で待機する里紗のリードを引いて玄関横の応接間に連れ込んだ。そして私はソファーに座り、里紗の首輪からリードをはずした。
 里紗は私の前で、鼻先を床に触れんばかりに深々と土下座姿勢をとった。そして、落札後に、朋世女王から厳しく申しつけられたのであろう奴隷挨拶の口上を述べた。
「本日のオークションで、私、里紗を落札いただきありがとうございます。一生懸命に牝犬奴隷として、ご主人様にお仕えし、マゾの道を究めさせて頂きたく思っています。どうかよろしく調教お願いいたします。奴隷としていたらぬ時は、遠慮なく再教育のお仕置きを下さいませ」
 里紗は初対面の私の前で、朋世女王から、奴隷は絶対服従と従順であることを徹底的に教育されているのか、緊張で身体を小刻みに震わせながらも必死に奴隷の誓いを述べた。その向上は消え入るような小さな声のものであったが、奴隷女の挨拶としては、それなりに簡素で要領の得たものであった。


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