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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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Ⅿ女のオークションのシステム 1-1

 ソファーに座りコーヒーを飲む私の足元で、あるサロン主催のオークションで落札し引き取ったばかりの可愛い牝犬奴隷の里紗が物欲しそうに私を見上げていた。
 里紗は、ある女性専門の会員制サロンのSM趣味の会で、朋世女王によってⅯ奴隷として躾調教を受けてきた女である。里紗は調教で得た経験をもとに、さらに自分の性癖を磨き快楽を貪りたいと望んで、自らサロンのインターンシップ制度である特別会員向けのイベントの奴隷オークションへの出品を希望したM女である。
 その里紗を、私はサロン主催の出資者会員対象の特別奴隷オークションでめでたく落札することが出来た。落札Ⅿ女里紗の調教は、主催のサロンの規約で、まずは半年間の調教を、さらに望めば半年間の再延長が認められ、あわせて一年の依託調教の権利を得ることができた奴隷女である。
 依託奴隷の調教には何の規制もない。不運にも妊娠させるようなことになれば、その時は真摯に彼女が望む方向で対応しようと私は考えている。もし彼女が望めば結婚も考慮はしているが、今はそのような事態にならないように彼女の調教を楽しみたいと考えているのである。
 サロンから特別会員向けのオークションへのメール案内で、そのオークションに出品されるⅯ奴隷女のデータを見た時から、私は里紗を気に入り落札したい女の第一位として考えてきた。私は自分の求めるSM感に即したⅯ女の範疇に里紗が含まれると思ったからである。私は是非にも里紗を落札したいとの思いをもってオークションに参加して応札に臨んだのである。
 私は落札したい女の第一位に選んだ最大の理由は、私好みの牝犬奴隷に躾けるのにふさわしい女だと直感的に思ったからである。私の最大のSM感には絶対的に主従の心の絆と愛が必要だと思っているからである。その最も相応しい最初の調教が、奴隷女の服従心を高め、そうして躾調教で可愛い従順なⅯ女になるように導く調教が可能な、牝犬奴隷調教が最も相応しいのではと考えているからである。
 私好みの可愛い牝犬ペット奴隷に里紗を育て、いずれは私と里紗の主従の楽しい野外散歩の実現を夢見ていたからである。ただ、最初から里紗の首に奴隷の象徴である首輪を填め、そしてリードを私が引きながら、全裸で四つん這いでの犬歩き散歩を野外で強いるのは多少無理があると思っている。さすれば、まずは室内での犬歩きの歩行訓練から始め、そして餌皿での犬食い訓練や牝犬放尿訓練に、チンチンやお手などの仕草躾の調教を徐々におこなう計画を立てていたのである。
 ただ、サロンのインターンシップ制度にもとづいて、オークションに応募参加してきたⅯ女のなかで、世間が注目する目立った職業に彼女が就いていることから、オークションでは落札を求める会員が多数におよび競争が激しくなる可能性があることに、私は危惧していたのである。
 私が恐れていた通り、里紗のオークションは予想もしなかった展開となった。会員間の駆け引きによる緊張した状況に陥り、暫し会場が応札の声が響かず、息をのむような沈黙が支配する状況がしばし現われたりした。その重苦しい雰囲気が過ぎると、やがて激しい応札合戦が繰り広げられる展開となった。私はそんな状況下で冷静に冷静にと自分を戒め、そして競争相手の出方を分析しながら、ギリギリの駆け引きを強いられながらも、たまたま勝負処を間違うことなく、最後には、めでたく里紗を落札することができ引き取ることができたのである。
 
 


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