フェロモンの威力-4
あまりに突然の事で体が固まって動かない。濃厚なキスの中、舌が口の中に侵入してきても、浜野の舌は固まったままであった。
首に手を回し体を密着させてくる恭子。豊満な胸が浜野の体に柔らかく当たる。
「早くしないと…みんな帰って来ちゃうから…」
痴女的笑みを浮かべて浜野の股間を悩ましく撫でた後、ベルトを緩めチャックを開きズボンを下ろす。浜野はまだ戸惑っているようだ。パンツは膨らんでいなかった。
「浜野くんの彼女より…上手いと思うわよ?セックス…」
そう言ってパンツを下げ足元にしゃがむ恭子。
「たまんない…、ちゃんと剥けてるんだ…」
恭子は亀頭を見ながらうっとりとしていた。
「入ったら…気持ち良さそう…」
恭子はそう言って右手でペニスを掴み、亀頭を舌で舐めながら浜野を見上げる。そして左手をシャツの下から忍ばせ乳首を指で転がす。
「ああっ…」
ビクッと感じてしまう浜野。乳首の弄り方が慣れていた。浜野の乳首を巧みに撫でる。
「ほら、元気になって来た…」
ペニスがグングンと勢いを増して来る。勃起をアシストするかのようにペニスを咥え頭を動かし始める。
「深名さん…もうすぐ結婚するんじゃ…」
再来月に挙式をあげる予定だ。
「だから?」
余裕の笑みで答える。
「だからって…、こんな事しちゃ…」
「結婚した後よりは倫理に反してないわ?」
「だ、だけど…」
ごちゃごちゃ煩いと言わんばかりに口の中で亀頭を激しく舐め立てる。
「あっう…!」
浜野は顔を歪ませる。
「女の子には一つや二つ、隠し事はあるものなのっ…」
「で、でも…フィアンセに…悪い…」
「浜野くんが黙ってればいい事…違う?」
「ああ…」
完全に勃起したペニスを腹を空かせた女豹のようにしゃぶりつく恭子に、浜野は目を閉じ顎を上げる。
「立派なのね、浜野くんのオチンチンって…」
ペニスを口から出て出し垂直に立て裏筋を舌で往復させる。ペニスの握り方がいやらしい。本当にセックスが巧そうに思えた。
「浜野くんの本能も目覚めさせてあげるわ…?」
恭子はポケットからピンクモアールを取り出し自分の体に吹きかけた。浜野の鼻にピンクモアールの香りが到達するまでそうは時間はかからなかった。
「…」
世界が変わったかのように思えた。遠慮ばかりであった気弱な自分が嘘のように、恭子のフェラチオにムラムラっと来る。色っぽい32歳が自分のペニスにしゃぶりつく光景にオスが目覚める。
「お、俺も食らいました…。フェロモン…を…」
その言葉に恭子はニヤリと笑ったのであった。