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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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フェロモンの威力-3

「しかし深名さんも大変ですねー。お昼休みだと言うのに。」
「今日はお昼の留守当番なの。いつもは休めてるわ?」
他の開発室の女性らは今昼に行っている。急な案件や電話や内線がけっこうある為、毎日必ず1人は残るのだ。それがたまたま今日は恭子だった。そう言っているそばから内線がかかって来た。席を立ち受話器を取り対応する恭子。1分程で戻って来た。そして浜野の前に立つと何か深刻な問題が起きたかのような顔をしていた。

「ん?どうかしましたか??」
「ま、まさか…、今フェロモン、吹きかけた…?」
「あ、はい。」
「な、何してるのよっ!?」
恭子がどうしてそんなに焦っているのか良く分からなかった。
「い、いや…ちょっと早めに吹きかけておいて、後は商談前にかけようかなって…」
「な、何回吹きかけたの…?」
「さ、3回…」
「1回で十分だって言ったじゃないの!?」
「す、すみません…つい…。」
「あーん、もぅっ!どうしてくれるのよっ!?」
「な、何がですか…?」
「…モロに食らっちゃったじゃない…」
「えっ??」
どうも恭子の様子がおかしい。上目遣い気味で頬をほんのりピンク色に染めている。この顔…昨日麻夜が車に乗り込んですぐの顔と同じであった。

「食らっちゃったって…、まさか…」
「そうよ…、フェロモン食らっちゃったのよ…」
「う、嘘でしょ!?だ、だって深名さんはそれがフェロモンの効果だって知ってるし、お、俺の事、そうゆう目で見てないの、一番良く知ってるじゃないですか…!?」
「フェロモンは理屈じゃないのよ…。本能に影響するから…頭では分かっていても…どうしようもないの…」
そう言いながら浜野に迫る。
「あ、ち、ちょっと…!」
逃げ腰の浜野に更に迫る。
「浜野くんとしたくなっちゃったでしょ…」
「!?」
「もう我慢出来ない…」
色気が半端無い。完全に狙いを定めた女豹のような目つきになっていた。

「が、我慢して下さいよ!本気じゃないじゃないですか!?」
「少なくても今は本気なの…」
「あ、ちょっと待って下さい…!」
「待てないわ…?3回も吹きかけたら…いくら私でも…フェロモンには勝てないわよ…」
恭子は浜野を壁に追い込むと、蛇が体を這い上がるかのように登り、そして顔を接近させた。

「しましょう…。今すぐ…」
恭子は半端ない色気で浜野の唇を奪うのであった。


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