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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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落札奴隷里紗の引き渡し 2-1

 雅人は、残念そうな表情を浮かべながらドアーまで私を見送ってくれた。
「そうだな。お楽しみが後に残っているのじゃ仕方が無いな…。悦雄、今日はこれくらいにしておくよ…。考えておいてくれよ…悦雄。そだ、引き渡し場所は一階の事務所を通り過ぎて、廊下の突き当りから3番目の部屋だと思う。部屋の扉には悦雄の会員bェ貼られているし、搬送係の者が部屋の前で待機しているから直ぐに分かると思うよ。里紗はいい女だから楽しめよ。大切にしてあげろよ…。最初は奴隷女を労わってあげな…」
「あるがとう。早々に部屋に行ってみるよ。今日は楽しい気分でいられるよ。本当に良い日だ。またな雅人じゃ」
と私は軽く手を上げて挨拶し部屋を出た。雅人はノブを持ったままで、
「悦雄、引き取り場所は自宅にするのだろ…。最初の調教楽しみだな。じゃ…悦雄また」と未練そうに話しかけた。
雅人に教えられた通りに私は一階に下り、事務所の前を通って引き渡しを受ける部屋に向かった。
 部屋の前に搬送係の男が立っていた、ドアーには私の会員番号が貼られていた。男から会員証と、落札奴隷女のbェ書かれた事務所発行の証明書の提示を求められた。通された部屋の中央には、奴隷女の搬送用に用いられると思われるキャスター付きの専用檻が置かれていた。私はこの檻に落札した里紗を閉じ込められて、自宅まで搬送されるのだな…と想像した。
 奴隷女の搬送を受けるのは初めてであるが、なかなか嗜好の凝った演出だと思った。部屋の右壁の角に、この部屋には不釣り合いな雰囲気が漂う半円形の薄いベージュ色のカーテンが吊られた怪しげな施設があった。この施設は、どのような目的に使われるものか後に分るのだが不思議なものであった。私が入室すると、そのカーテンがわずかに揺れたように感じた。そして、女のため息のような音が聞こえたような気がした。そのカーテンの横で椅子に座る男がいた。
 この施設は、オークションで落札された奴隷女の引き渡しまで、拘束して待機させる施設として設けられたものであった。そのカーテンの内側から、息を早める女の気配が時間とともに強く感じられた。多分、里紗はこの中に入れられていると私は想像した。
 部屋で待機していた男が、私が入室した男が出迎えお辞儀をし挨拶をした。そして、部屋の前で提示を求められた会員証などの書類の提示を再度求められた。それらの書類関係の確認を終えると、男は室内電話で事務所に連絡を入れた。
「座席番号7番のお客様、ただいまお引き取りにお見えになりました。これから引き渡しの確認と搬送作業に移ります。作業は30分目安でおこなう予定です。東側の通路扉より搬送車に乗せますので、運転手に連絡ください。よろしく」
と伝えた。
 事務所に連絡を入れた30代の搬送責任者の男は、部屋の前で警備をしていた助手と思われる男を招き入れた。そうして、奴隷女の搬送を担当する二人の搬送係であることを紹介し、それぞれ氏名を述べた。そうして、私に責任者の男は、奴隷女の届け先を尋ねた。私は自宅への搬送を願うと伝えた。男は事務所に再び電話し「お届け先は自宅とのことですので、運転手にカーナビの入力準備を伝えて欲しいと連絡した。
 事務所への連絡を終えた男は、私が不思議な施設だが、落札した里紗が中に閉じ込められていると想像した施設のカーテンの端を持って、ゆっくりと思わせぶりに歩いてカーテンを開いた。そこには、赤い拘束X字架台に両手両足を大の字に拘束された女の姿が現われた。
 その架台に拘束されている女は、俯き加減にした顔は強張って目を閉じていた。そして、押し殺した声でむせび泣いていた。その女は少し前に舞台でオークションで競られていた里紗であった。その証拠に、舞台上で朋世女王が、オークションで私の落札が決まるや、口紅で里紗の身体に、奴隷女bニ落札者の私の座席番号を書き入れた時の口紅の文字そのままの状態で、架台に拘束されていたことからも間違いなかった。
 私をカーテン設備の真ん中に立たせ、男がおもわせぶりにカーテンをゆっくりと引いて開いた瞬間、一瞬里紗は顔を上げたが、その後は終始うつむき加減で両足を動かして大きく開かされ拘束されている股を閉めようと、女性ならではの本能的な仕草を示す動きをしていた。ガチャガチャと両脚を動かす度に、拘束具を留めるX字架台の輪が擦れて音を響かせていた。
 暫く、私に里紗の姿を眺めさせていた搬送責任者の男は、私にオークションで落札した奴隷女里紗で間違いがないか確認を求めてきた。
「いかがです。お客様。オークションで落札された奴隷女の里紗に間違いありませんか」
「確かに…」と私が答え、まずは、奴隷女の引き渡しの最初の確認作業が終了した。


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