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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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落札奴隷里紗の引き渡し 1-1

 里紗のオークションで、激しい争奪の神経戦が繰りひろげられた影響か、会場はどこか疲労感を滲ませる客達のけだるさが会場に漂っているように私は感じた。私は暫くほどよい疲労感も手伝ってか、会場に留まっていた。次のオークションの準備が始まり、舞台の照明の照度が落とされるなかで、女性の案内係に促されて席を立った。
 そして一階の事務所に向かった。一階の事務所のあるフロアーに出ると、会場の熱気とは比べものにならないほど静かであり、そして春の冷気を肌に感じた。女性は事務所の窓口に私を案内すると、すぐに会場へと帰っていった。私は事務所の受付窓口で、落札した奴隷bェ書き込まれた座席番号札を出した。受付の顔なじみの女性事務員は微笑みながら、、
「おめでとうございます。サロンの規定であります事務手数料も含めて、半年間24週分の管理手数料24万円の前納をお願いいたします。それと、引き渡しに必要な関連書類に記名捺印をお願いします」
との求めに応じて、24万円を支払い、引き渡し書類など数通に記名捺印して提出し手続きを終えた。
 その女性事務員は、私が事務所に尋ねてくれば、会長室に案内するようにと申し遣っているとのことで、二階の会長室の部屋に案内された。会長室に通されると、雅人が微笑みながら自分のデスクから立って迎えてくれた。そして、私を来客用のソファーに案内した。
「おめでとう。事務から引き渡し手続き中との連絡あって念願が適ったこと知ったよ。良かった、良かったね」
と念願が適った私を祝ってくれた。そして笑みを浮かべながら雅人は握手を求めてきた。
「サロンの開設の発起人でもあり、大いに貢献頂いている悦雄が、過去のオークションで、一度も女性を手に入れることが無かったからな…。今回は上手に駆け引き出来たようで、勝てたんだネ。本当に良かった安堵したよ。可愛い女だから大切にしろよな…」
希望の里紗を獲得した私を雅人は慰労し祝ってくれた。
私は、サロンへの出勤前にわざわざ電話で、今日のオークションに対する色んなヒントとなる暗示を与えてくれた雅人への感謝の気持ちでいっぱいであった。
「今回は雅人のヒントの電話連絡がなければ、果たして里紗を獲得できていたか分からなかったよ。お陰で目標が達成できたから大満足だよ。お礼の一言もいっておかないと罰があたるかも知れないのでね。お陰で念願かないました。ありがとう。会長様…」
「良いことよ。また祝い酒でも楽しもうや…、悦雄のおごりでなー」
雅人は軽く手を上げ片目でウインクしながら、茶目っ気たっぷりの祝意を返してくれた。
 そこに、女性職員がお茶を運んで来た。雅人は口の前で指を立てて数度振って、無用な礼は要らないと合図を送る仕草をした。事務員がお茶をテーブルに出して置くなかで仕事の話を切り出してきた。
「今後のサロンの新しい運営の計画を練っている最中です。貴方の会社に、そのコンサルを依頼したいと思っているのですが、引き受けて頂けるか返事を頂きたくてお呼びたていたしました。どうでしょう。是非、お助けいただければ嬉しいのですが」
 雅人は私との関係を悟らせないためか、女性事務員の前で仕事の依頼の話を始めた。事務員が立ち去ると、雅人は新規の企画案件の詳細を説明し始めた。
「今日もそうだが、サロンの特別出資会員に、奴隷女の期限付きで貸し出すシステムは人気があるものの、いずれ限界が来ると思っているんだ。依託調教の期限を過ぎた奴隷女が、再びサロンに舞い戻るケースが多少で始めているからな。それらの女の行き場所が無くて、何とか舞い戻った女の活用出来るシステムを早めに考えておきたいんだ。頭の痛い問題でね。そこで、何か良い案を考えて頂いて提案頂きたいと思ってね。どうだろう」
「確かに難しい問題だネ。雅人が気づいているように、この問題はサロン運営上いずれ何らかの改善が必要な時が必ずくるように思うので、私も少し考えてみるよ」
と、私は雅人に問題点の改善方法を何か無いか考えておくと伝えた。
「悪いが、これから落札した里紗の引き渡しがあるので、この話は日を改めて打ち合わせに来ることにしたいが、雅人はそれでも良いか…。この問題の処理急いでいるのか?雅人は大変だねー。サロンの経営大変なの分っているから協力するよ。じゃ…なー」
と言って私は席をたった。


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