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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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熾烈なⅯ女のオークション 5-1

 bPの奴隷女恭子のオークションは、310PTで落札されたことを司会者は伝え小槌を打って決定した。そして、司会者によって落札後の奴隷女の引き渡しと搬送先の宅配までの行程の説明があわせておこなわれた。
「310PTでbPの奴隷女は落札されました。落札頂きましたお客様は、座席bもう一度高く差し上げて下さい。落札されたのはbT番のお客様ですネ…。おめでとうございます。落札されましたお客様は、恐れ入りますが、その座席nDに落札奴隷女のb係の者が書き入れますので、札はそのまま降ろさずにお持ちください」
「書き入れが済みましたら、会の規約で後のオークションには参加出来ないことになっていますので、恐れ入りますが、会場から退席頂きたいと思います」
と落札後の処置を他の客にも知らせるように司会者は話した。
「ご退席頂いた後は、係の者がサロン事務所にご案内いたしますので、奴隷貸し出しの諸手続きをお願いいたします。その後、別室で奴隷女の引き渡しをさせて頂きます。お引き渡し後は、当方の特別便で、お客様は落札奴隷女と同乗いただいて、希望される所まで搬送係によりお送りしますのでよろしくお願いいたします」
と司会者がオークション後の奴隷女の引き渡しなどの一連の行程について説明した。
「朋世女王さま、ご苦労様でした。bPの落札された奴隷女の退席誘導をお願いいたします。お客様への引き渡しの準備をお命じ下さいますようお願いいたします。ありがとうございました。朋世女王さまには、引き続くbQの奴隷女のオークションの準備をお願いいたします」
 司会者の言葉を受けて、bTの中年の男に落札された恭子は、舞台に力なく伏せていたが、駆け付けた助手の男と女王の二人で、抱きかかえるようにして連れ去った。
 一人目の奴隷女のオークションが終了するや、会場の雰囲気を変えるためにか、再び舞台の照明は落とされ、ステージはほの暗い状況になった。そして、次の奴隷女のオークションの準備が舞台の黒幕の背後で進められていた。その間、客達は雑談をするなど思い思いに過ごしていた。

 奴隷bQのオークションは、資料5に記載されていたバツイチの女社長有里子であった。250PTから応札が始まったが、私は里紗でなかったので応札せずに競売の推移を見守った。「280」「290」「300PT」と応札提示があった後に、前席に座っていた老人が勝負とばかりに、大声で「330PT」と応札した。
 老人が応札したPT以上に声が上がらず、老人が念願であった奴隷女の獲得に成功した。老人は、有里子を最初から一点張りで落札する気持ちで勝負を掛けていたようである。その方針を堅持していたのか、最初のオークションには応札参加しなかった。老人にとっては、目的の有里子のオークションが2番目であったことも幸いしたようである。
 落札が決定した瞬間、老人は両手を拳にして突き上げ立ちあがり喜びを露わにした。その老人の奴隷女を落札し大喜びしはしゃぐ姿に、会場は爆笑し大いに盛り上がった。私は念願の奴隷女を手にした老人が、喜びを爆発させている姿がとても羨ましかった。老人は振り向いて、私に喜びを発散させながら握手を求めてきた。
 私は「良かったですネ」と声をかけた。老人は私の手を両手で握りしめ、満面の笑みをみせながら握手をした。そして、私の肩を引き寄せるようにして、
「ようやくですよ。貴方も奴隷女を落札されること祈っています。頑張って下さい。後の手続きがありますから、お先に失礼します。また、いずれ奴隷女同伴で調教など楽しめたらいいですね」
と耳元で言葉をかけてきた。さらに、事前に書き留めて準備をしていたのか、老人は私に連絡先を書いたメモを手渡し席を立ち案内係とともに会場を出て行った。
 会場は老人の興奮した立ち振る舞いで沸いて、最初の頃に比べると雰囲気は和らいだ空気が流れていた。私はそんな雰囲気にかかわらず少し落ち着かない気分でいた。その理由は、雅人が自宅に掛けてきたきた電話の暗示から、次のオークションは、目標の里紗であると予想していたので、緊張感が徐々に高まり心臓の鼓動は早く打ち出したからである。これはまずい。これでは冷静にオークションの対応が出来ないと、何とか緊張をとかねばと焦っていた。その時「司会者から、この辺りで15分間の休憩を挟みます。次のオークションには遅れないように参集お願いいたします」との案内がされた。私は助けられた思いがして、緊張をほぐすためにトイレにたった。


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