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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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熾烈なⅯ女のオークション 1-1

 オークションの開催を告げるベルが鳴り響き同時に、舞台の照明が更に絞られ薄暗い状態になった。やがて、舞台端に設置されている演台にスポットライトがあてられ、司会者と競売人を兼ねる男が登場して、恭しく客席に向かって一礼した。
「ただいま、皆様にご案内申し上げました当サロン主催のM女のオークション開催の定刻になりましたので、開催を宣言させて頂きます。私は、本日の奴隷市の競り人を仰せつかりました中西弁と申します。本日は遠路お忙しいなか、当サロンSM趣味の会主催のインターン制度にもとづくⅯ女奴隷市のオークションにご参加いただきありがとうございます。当サロン会長の飯田雅人になりかわりましてお礼を申し上げます」
と挨拶した。さらに、
「本日の奴隷市に参加を希望したインターン奴隷Ⅿ女は5名でございます、皆様には先日、当サロンから資料をご送信申し上げましたⅯ女5名の競売をおこないます。それぞれ、粒揃いの美麗奴でありますので活発なお競りを頂いて、お好みの奴隷女を落札頂ければ主催者としてこの上ない歓びであります」
その時、先ほど私と話をしていた前席の老人が手をあげ、
「中西さん、向上はそのあたりにして、そろそろ皆様もお待ちかねじゃ。オークションの開始を願いたいものじゃが、皆さんどうでしょう」
と、オークションを早く始めるように求めた。会場から「そうじゃー、そうじゃー、早く奴隷女の披露を頼みますよ」と同調する声があがり、拍手も起こった。
 司会者は老人の発言に苦笑いしながら、会場の雰囲気を感じ取って、
「お求めの奴隷女を早く手にしたいお客様もおいでのことですので、それでは前置きの挨拶は省かせて頂き、本日のオークション奴隷女の競売をはじめさせて頂きます」
と発言した。予想外の進行の変更に、舞台裏では少し段取りが狂ったのか慌てく準備をし直しているような物音が聞こえた。女の声で「一番の鎖と鍵を外して」と指示する声がとび、男の声で「外しましたOKです」との返事が聞こえた。司会者は舞台裏の準備が整ったと判断し、客席に向かってbPのⅯ女の登場を知らせた。
「ただいまより、オークションbP番のインターン奴隷女の競売をおこないます。当サロンの規約にもとづき、奴隷女の名前は伏せて実行します。予めお送りいたしました資料をもとに、舞台に登場します奴隷女と照合頂いて、間違いのないよう競売にご参加下さい」
と司会者は述べた。そして、暫く間をおいて、
「それでは、bPの奴隷女の登場です。奴隷女の引率引き回しは、出品奴隷女達の調教をおこなって参りました朋世女王にお願いいたしております。女王さま、bPの奴隷女を競り舞台に引率をお願いいたします。皆様、盛大な拍手でお迎え下さい」
司会の言葉に、会場から最初は遠慮がちなまばらな拍手が起こったが、やがて大きな拍手に変わり、会場は一気に熱い雰囲気に変わった。
「さぁ…、檻から出るのだ。お客様がお待ちかねだ、早くしろ」
と、助手の男がbPの奴隷女に檻から出るように言い放つ声がスピーカーを通して会場に伝わった。次いで鉄扉のかんぬきを引き抜き、檻の扉を開くキーンギィーという音が響いた。そして「立ちな…」と命じる助手の声が聞こえた。檻で待機させられている女達が動揺し怯える声や物音が聞こえた。「イヤです。イヤイヤァー」と引き出されるbPの奴隷女の拒否する叫び声がした。助手が強引に檻から引き出したようで、女のしゃくり泣く声が聞こえてきた。
「可哀想に、緊張で震えているじゃない、新しいご主人に預けられる前に、今までよく頑張った調教のご褒美にホラ抱いてあげようネ。よしよし…。チューチュー。はぁ…い心配いらないよ。ほらほら、泣いたら美人台無しだよ。ホラ拭いてあげようネ…」
と、朋世女王が震える奴隷女を抱きしめて、落ち着かせる声や熱いキスをあたえている音がスピーカーから聞こえてきた。姿が見えないので余計に想像が高まり、より生々しい臨場感が会場に醸し出された。同時に客席の興奮状態のバロメーターは一気に上昇した。
「よしよし、もう大丈夫。美しいのだから自信をもって…頑張ろうネ。さぁいくわよ。四つん這いになって、家畜歩行で舞台に行くわよ。はい…リードに従ってさぁ歩きなさい。
ホラ、ホラ早く歩くのだよ。教えたとおり…そうだよ、お上手ネ。こら止まるじゃない」
ビシーと鞭を打つ音がした。「うぅ…」と短い女のうめき声がした。
「皆様、まもなく朋世女王さまに引率されたbPの奴隷女が舞台に登場します。一段と大きな拍手でお迎え下さい」
と司会者は会場の雰囲気を盛り上げた。その言葉を受けて、舞台後方の黒幕の端の辺りに、一段と光量をあげたスポットライトが照らされた。会場の客達と同じく私も、まもなく朋世女王に引き連れられて登場する奴隷女の姿を確認するため、スポットライトが当たる舞台の端を注視した。



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