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奴隷里紗との主従愛
【SM 官能小説】

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オークション開催当日-1

 10日後、サロン開催の特別会員向けインターンシップ制度にもとづくM女のオークションの日が来た。私は前日から心はオークションのことにとらわれて、ほとんどイベントアドバイザーの仕事に手が付かず開店休業状態であった。
 しかたなく、私は本日のオークションにかけられるⅯ女のデーターを再度見直し、里紗かもしくは悦子を依託調教奴隷女として連れ帰ることに夢を抱いて、冷静に会場の雰囲気にのまれて流されないようにと、自分自身に言い聞かせながらオークションに出かける準備をしていた。
 その時である、サロンの経営者で友人の雅人から電話がかかってきた。突然の電話であったことから、本日のオークションは中止になったとの連絡かもとふと思った。
「おはよう、悦雄。午後からのオークションに参加するのだよな。今回は粒ぞろいだか  ら、楽しみにしておきな…。午後2時開催だから30分前には受付登録済ましておきな よ。遅れるなー」
「おぉ、分かっているよ…、毎度のことだからな。絶対行くよ。興味ある女がいるから、 今度こそはと思っているんだ」
「悦雄は駆け引きが下手だからな。前も手を出し過ぎて、最後にPT不足でもう少しのと ころで逃したというじゃないか。今度はよく考えて、我慢して一気に勝負に出なー」
「今度は見境の無い無意味なことはしないでおくよ。心に決めてるからなー。二人の女に 絞って勝負するさー。ただ、例のアンケート調査の点数と、女のオークションの順番が 分らないので、どちらの女に勝負を掛けるか状況次第だと思っているよ。今度こそ楽し い思いをさせてもらいたのでなー頑張りますよ」
「悦雄は、サロンの立ち上げから色々世話にもなっているから、時には楽しんでもらわな いと、出資金返せと言われたら困るからなー。ハッハァハー」
突然、雅人の声はしなくなった。どうも、何かを探しているような音が受話器から聞こえて来た。
「お…、ごめん。お前に伝えたかった秘密の書類探してたんだ。サロンに出る前に伝えて おきたかったのでなー」
「お前は、今日のオークションでどの女を落としたいと思っているのだ」
「一応、里紗を一番に、無理なら悦子を何とかと思っているよ…」
「悦雄、その選択は良さそうだなー。相性も良さそうだし、惜しいかな75以上だが、  オークションは避けられないだろうな。三番手じゃ。頑張って落としなよ。悦子との相 性もまずまずかな…。持ち点360点ではどうだろう。参考にしなー。会場で会おう  ぜーじゃぁな…」
と、雅人は暗示めいた話をして一方的に電話が切った。

 私は雅人からの電話の内容をもう一度思い返してみた。今日のオークションでどの女に狙いを絞っているかと問いながら、その女との相性度の点数を予め伝えようと雅人は電話をかけてきてくれたのではと思った。
 私が第一候補は里紗と言ったが、その相性度点数は75以上と確か言ったな…。さすれば75から79点の間で、オークション無しで手に入れられる80点には届いていないので、オークションは避けられないと…、雅人は伝えようとしたのではとふと思った。そして、悦子との相性もまずまずとのことであったが、360点の持ち点では落札は無理かもとの暗示が。どんな意味で雅人は言ったのだろう…か?
 私は、コヒーを入れてソファーに座りながら、雅人の言わんとしたことを良く思い出しながら、言葉の端々の雅人の言葉使いに思いを馳せて考えた。
「そうかー、持ち点360点だと言うことは、出資金300万だから300点だ。なら  ば、悦子との相性度は60点となる。里紗との相性度は75から79点の間で77点あ たりかもしれない。
  悦子の競売が先で、もし応札すれば30PTを失う。そうなら里紗の競売では持ち点 不足で勝負に勝てないとの示唆であったかも。
  雅人は全データーを知らされていて、しかもオークションの順番のクジ引きが昨日に おこなわれていた場合には、里紗よりも悦子の競売が先であること分かるからなー。謎 は解けたようだ。この推理があっていると思う。筋が通るよ。雅人ありがとー!」
と、私は独り言を言いながら推理をした。そして、自分ながらその謎が解けたように感じて、思わず大きな声をあげてしまっていた。
「よし、雅人ありがとうよ。雅人の電話サービスじゃと思って、今日こそは勝負をする  ぞー」と自分に言い聞かすように力を込めて声を張り上げた。そうして拳に力を入れて「頑張るぞー」と言いながら背伸びをしながら、心身をリラックスさせるように軽く体操をした。
 オークションに臨む方針を固めた私は、玄関わきの応接室と奥のベットルームを少し片づけ掃除をすることにした。まだ、オークションで里紗か悦子を落札できるとは決まっていないが、落札した場合には、自宅への搬送を希望すると決めていたので、雑然とした男住まいの生活の実態を、最初から、奴隷女に覗かせたくないとの思いもあって思い立っように掃除をはじめたのである。
 


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