谷山葵(37)&谷山萌(18)-3
「娘さん、幾つなんですか?」
「十八よ……」
「高校生?」
「春から大学生」
「彼氏とかいるのかな」
「何考えてるの。手ぇ出したりしたら承知しないわよ」
「娘さんの顔も知らないのにそんなことしませんって。つーか、俺がムラムラしておかずにまでしようとしたの、葵さんなんだし」
「キモいんだけど」
「とか言いながらチンポ見る眼がキラキラしてますよ? 旦那さんとご無沙汰で欲求不満なんじゃないですか。散々エロい音聞かせまくって、マジごめんなさいね」
俺は葵を組み伏せたり覆いかぶさったり、自由を奪うような真似は一切していない。
葵が逃げようと思えばすぐにでも可能である。それをしないのは、葵が自分の意思でここにいるということである。
ベッドに腰かけて俺はシコシコと手淫していた。
最大時の十八センチに到達したどす黒い歴戦の得物は、先端からカウパーを滲ませ鋼のように硬くなっていた。
瞬きもせず葵は凝視していた。見惚れていると言ってもよさそうだ。
「葵さんが思ってる通り、どうしようもない浮気なヤリチン野郎ですよ俺は。でも、ここんとこ、毎日のようにおかずとして頭に浮かぶのは葵さんなんです。葵さんの柔らかそうなおっぱい、ムチッとしたケツ……プンプンいやらしい匂いのするまんことか、妄想膨らませてこうやってしごきまくってるんですよ」
「やっ、ヤダ……ほんとやめてくんない?」
「葵さんも旦那さんお留守で、俺の部屋からの変な音聞かされて、オナったりしてたんじゃないの? 逞しいチンポでズコズコ突かれてる女の声聞きながら、自分のまんこに指ハメてほじくり回してたんじゃないの?」
「そんなことっ……」
耳まで赤くする葵だ。表情が図星と雄弁に語っていた。
「娘さんまだ帰ってないんなら、その間にお互いの欲求晴らさない? うずうずしてるまんこ、気持ちよくチンポ咥え込んでさっぱりしたいって言ってんじゃね? 葵さんとヤリたくてたまんない俺のチンポだったら利害一致するよ。それに、俺が毎回女の人すっげえ満足させてんの、隣で聞いてたなら分かるでしょ?」
棚からぼた餅で飛び込んできた葵を前にして、俺はかなり昂ぶっていた。
鬼畜じみたことを言っているのは、自分でもよく分かっていたが、セーブ出来なかった。
「ほら、嫌なら帰ればいいよ。俺はシコって満足するから。帰りなよ」
我慢汁で濡れ、黒光りする竿をこれでもかと見せつける。
「帰んないの? だったら楽しもうよ? 俺の顔にまたがって、ご無沙汰まんこ舐めさせてくれると嬉しいんだけどな」
竿しごきはやめないまま、俺は寝っ転がった。
視界の端に、ふらふらと夢遊病じみた動作で立ち上がる葵の姿が見えた。