㉑麻紀子必死-2
翌日は朝起きてすぐに入浴した。念入りに全身を清め今日の逢瀬に標準を合わせた。
簡単な昼食を済ませた後ドレッサーの前に座りもう一時間近くが経つ。やっとメイクに満足しクローゼットの前に移動する。
もっと若く見られたい。男を引き付ける様なセクシーなファッションでありたい。この二点を中心にコーデを模索する。
何度も着替えた後麻紀子が選んだのはマキシ丈のニットワンピースだ。一度も袖を通す勇気がないままクローゼットに
眠っていたモスグリーンのボディコンだ。はっきりと全身のラインが見える超セクシーな物だ。
ショーツのラインが無粋で脱ぎ捨てた。胸も背中も大きくカットされ少し長めのスリットが入っている。
スカイレストランには早い目に来て予約されたテーブルで待つ健一の姿があった。いつもの制服だ。
隣のテーブルのサラリーマン風の4人組の眼が一斉に入り口に飛んだ。「おい見ろよ。すっげーいい女が来たよ。」
露骨に振り返る。まさか隣の中学生の相手だとは思わず「一度でいいからお近づきになりたいものだね。」と露骨だ。
他のテーブルでもさすがに彼らほど露骨ではないが男性客の眼が集中している。
麻紀子は口角を少し上げ案内されてテーブルに近づいてくる。綺麗だ。それにスリムに見える。
「健一君待たせたわね。」着席しボーイに細かく指示した後で「健ちゃんお誕生日おめでとう。」周りの客が聞き耳を立てて
いるのは分かっているので誕生祝の親子を演じる。「うん。ありがとう。ママも凄く綺麗だよ。」見つめ合って微笑む。
その笑顔のまま顔を近づけ「麻紀子、今夜は寝かさないからな。」顔を離して「料理頼んでくれた」と尋ねる。
「ええ。アミューズと食前酒はもうすぐ来ると思うわ。」顔を近づけ小声でささやく「昨日は散々焦らして放り出したのよ。
今日は絶対に許さないわよ。それに焦らしまくられるのはもう嫌だから最初は騎乗位でお願いね。」
人に聞かれてもいい普通の会話と愛の囁きを使い分けているのだ。これだけで二人の情感は少しづつ昂る。
「麻紀子、今日はショーツ履いて無いだろう。直ぐに分かったよ。すごくセクシーだ。」
「そうなのよ。このワンピースぴったりフィットしているからショーツのラインがすごく目立つの。」
「ブラのラインも目立っているよ。化粧室へ行っておいでよ。」「馬鹿ねそんなことしたら乳首が丸見えになっちゃうわ。」
「僕の願いを聞いてくれないのならそれでもいいよ。この後、焦らし地獄を味合う事になるよ。」
「今日も焦らされたら私狂ってしまうわ。分かったわよ。」テーブルを離れた。
隣のテーブルの男たちの眼が麻紀子の後ろ姿を追う。「すっげえ尻だな。生でしゃぶりつきたいよ。」
「それにあのくびれはどうだ。見事な曲線美だな。」「やっぱり後背位でバックから突っ込むのが一番いいだろうな。」
もう帰ってくる頃だろうと何度も麻紀子の消えた方向を見る。
「おい、帰った来たぞ。」4人が一斉に振り向く。もう視線を外す余裕はない。露骨な視線は麻紀子の乳首に集中する。
「ママ。遅かったね。」顔を近づけて「すっごく乳首勃起しているよ。隣の奴らがじっと見ていたよ。」
「そうなの。ワンピースを着ているのだけれど私としては全裸を見られている様な気持ちなのよ。
気持ちが昂ると私乳首がそれに反応するの。」
「それにしても凄い勃ちようだよ。周りのみんなに気付かれているよ。」
「ああ言わないで。分かっているわ。」「下半身は反応しないのかい？」
「健ちゃんの想像通りよ。私デザートはいらないわ。先にお部屋に行って待ってる。」
健一はゆっくりとアイスシャーベットを食べコーヒーを飲む。
待たせる事で彼女の昂ぶりが進む事を知っているのだ。
そろそろ連絡してくる頃だと知りながら2杯目のコーヒーを頼む。LINEが入る。「ねえまだ？」
ゆっくりとコーヒーをすすりながら彼女の気持ちを測る。
完璧に一匹の牝が出来上がったのを見越して腰を上げる。