マヒナ-3
「うぁぁぁぁ……」
嫌と叫んだつもりだったが喉が塞がれていて、まともに声が出ない、それどころか舌は更に伸びてきて胃にまで達して胃の中を這いずり回る。
初めての、そしてありえない感覚、当然吐き気がするが、胃の中には胃液さえも残っていないようだ、そして少し慣れてくると胃の中を舐めまわされる感触はゾクゾクするような奇妙な快感となって来る。
「んんんん?」
何かが膣口をまさぐっている、舌は胃の中、両手は乳首、尾は腰……残るはペニスしかない、マヒナはトカゲ男の腹に足をかけて挿入されまいと踏ん張る……が、尾の力は強く、それくらいの抵抗では何の足しにもならない、ジワジワとペニスが膣に入り込んで来る。
「うぎぃぃぃぃ……」
マヒナは思わず唸った……太い……。
母のアナルから引き抜かれたペニスは、せいぜい少し大きめの地球人のもの程度だったはず……しかしマヒナの膣は張り裂けそうなほどに押し広げられて行く。
トカゲ男の皮膚を覆うゲル上のイボ、それは体液で満たされていて皮膚下で繋がっている、マヒナの正拳を受けた時、腹のイボは体液を周囲のイボに拡散させることによって衝撃を吸収した、そして今、ペニスの皮膚を覆うイボは周囲から体液を集めて膨張し、イボを含むペニスの直径は倍の8センチほどにもなっているのだ。
液体で満たされたイボなのでペニスはマヒナの膣の形に変形しながら侵入して来ている、マヒナの膣はみっちりと充たされている状態なのだ。
そして……。
目いっぱい広げられた膣の中で信じがたいことが起きていた。
ピンク色に見えた亀頭部分、そこは伸縮自在で、自由に動き回ることが出来るのだ。
「ぃぎぃぃぃぃ、ぃぎぃぃぃぃ」
胃まで達するイラマチオで声も出せず、顔を振ることも出来ないマヒナだが、トカゲ男に必死に訴えかけようとしていた。
膣の奥深くをまさぐるように蠢いていた亀頭が子宮口を探り当て、そこを執拗に舐っているのだ……と、次の瞬間、マヒナの身体に電気が走り、足掻くように宙を彷徨っていた両脚がぴんと跳ね上がった。
亀頭が子宮口を突破し、子宮内に侵入して来たのだ。
目も眩むような、とはこの事だ、身体の奥深くにあるもうひとつの処女を破られるのは激しい痛みと脳天を突き抜けるような激しい快感がない交ぜになった衝撃、その上亀頭は子宮の中を嘗め回すように動いているのだ。
その時、マヒナは顔を動かすことが出来なかったが、もし動かせたなら、腹の皮膚の上からでも亀頭の動きを見ることが出来ただろう。
と、後ろから腰を掴まれ、跳ね上がった両脚が二本の尾によってそのままの形で固定された。
「うぃぃぃぃ! うぃぃぃぃ!」
『無理』と叫んだつもりだったが、喉まで塞がれていては鼻声しか出せない。
これ以上されたら頭が弾けて元に戻らなくなってしまう恐怖に晒されたのだ。
後ろに立ったもう一人のトカゲ男、その巨大化したペニスがアナルを押し広げ始めていたのだ。
「ぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
もう一度マヒナの身体に電気が走る。
これまでに経験したことがないような巨根にアナルを一気に穿たれたのだ。
思わず気を失いかけたマヒナだが、トカゲ男たちはそれすら許してはくれない。
直腸に侵入した亀頭が二段ロケットのように伸びてS字結腸を突破しようとしているのだ。
「うぃぃぃぃ! うぃぃぃぃ!」
再び『無理』と訴えたつもりだったが、その嘆願も聞き入れられるはずもない。
亀頭はS字結腸を突破すると大腸を遡り始めたのだ。
人間の消化器官は一本の管だと言える、口から入った食べ物は最終的に肛門から排出されるのだから。
普通それを意識する事はない、が、胃の中まで達している舌、そして小腸を目指しているかのように伸び続ける亀頭によってマヒナはそれを実感させられていた。
その上生殖器官もことごとく蹂躙され、後ろのトカゲ男の舌は背中からうなじに掛けて這いまわり、吸盤状の指先で両方の乳首をつまみ上げられ、前のトカゲ男の両手は腰を掴みながらも両方の親指でクリトリスをしごき上げている。
そして……。
子宮内と大腸に大量の射精を受け止めた瞬間、マヒナの意識は途切れた。
シュルルル……。
マヒナの身体の中で二本の亀頭が包皮の中に戻り、包皮を覆うイボからも体液が排出され、引き抜かれるときには地球人並みのサイズになっていた。
そして引き抜かれた後のヴァギナとアナルからは大量の白濁液が流れ出した。
「おぉぉ、射精た射精た」
「俺もこんなに射精舌のは久しぶりだよ」
「地球人の男ってのは、無力なくせにプライドばかり無駄に高くて滑稽だが」
「ああ、女は良いな、極上の味わいだよ」
「生殖可能かどうかは別にしてもR星に連れ帰りたいな」
「確かにそうだな、だけど収容人数には限りがあるからなぁ」
「こいつが受精してくれれば……」
「地球人を大量に連れて行くにまたここに戻って来られるんだがな」
「そう願いたいもんだ……」
その会話はマヒナの耳に届く事はなく、フレキシブルアームに掴まれたマヒナはカプセルの中に沈められて行った。