夢と現実のはざまで-3
「今日も……ここでするの?」
「ああ」
晶葉の問いに、覚は唇の端だけを歪めて笑った。
「彼がいる時は、できるだけその傍で」
「うわ、ひど」
覚の言葉に、晶葉も茶化すような笑みで応じる。
「何を今さら。それに君だって……」
言いながら片膝をつくと、覚は晶葉のパンティーを足首まで下ろし、左足だけを持ち上げて抜いた。
「見ろ。もうこんなに濡れてる」
「だって……ずっと我慢してたし……」
潤んだ股間をぎらついた視線で射抜かれ、晶葉は照れたような顔で目を斜に逸らした。
「ふふ」
勝ち誇ったように小さく笑うと、覚はふくらはぎから内腿にゆっくり舌を這わせ、粘っこい唾液で晶葉の脚をぶちゅぶちゅと汚し始めた。
「ん、んっ……」
白く肉づきのいい太股を震わせながら、晶葉が快感を押し殺すようにぎゅっと口を結ぶ。
「それ」
焦らすようにじわじわと攻め上がってきた覚の舌が、晶葉の女陰に食い込んだ。
「んんっ!」
晶葉のあごが跳ねると同時に、裂け目から淫水がぷしゅっと噴き出す。
「さて、そんじゃぼちぼちいきますか」
晶葉の愛液でひとしきり喉を潤すと、覚は腰を上げて服を脱ぎ、自分も裸になった。
「よい、しょっと」
晶葉を押し倒すように床へ寝かせると、そのまま一連の流れでそそり立つ肉棒を濡れ穴へと挿入する。
「んっ……うぅんっ!」
嬌声をあげて覚を受け入れると同時に、晶葉は右足を軽く振って足首に引っ掛かった下着を払い捨てた。
「ん、あぁ……やっぱりいいわ、あなたの。おっきくて硬くて、素敵」
見た目に似合わぬ甘ったるい口調で晶葉がささやきかけると、
「ふふ、それはどうも。君も相変わらずいい感じだ」
覚は口元だけ緩めてそう言葉を返し、ゆっくりと腰を動かし始める。
突けば奥へと引きずり込み、抜けば離すまいとまとわりつく。そんな晶葉の熟れ穴を楽しむように、大きく深い抽送を何度も何度も繰り返した。