３-9
「いいっ……気持ち……い…い」
細い腰を掴んでピストンをする度に、小さな胸が上下に揺れる。
すでに結合部は莉奈の愛液でグショグショになり、俺の太ももまで汚すほどだった。
「莉奈……お前の身体気持ちいいよ」
「あっ……あた……しも……」
ペニスを抜こうとすると白濁した液体が泡立つのが見え、深く彼女の中に入っていけば、温かく柔らかい秘肉がペニスを絶妙な加減で締め付ける。
彼女の淫らな表情を眺めながら、下半身にこんな快感を与えられ続けたら、もはや限界は当然のようにすぐそばにやってくるわけだ。
「……俺、もうイキそう……」
もっともっとこの身体を味わっていたいのに、欲望を放ちたくもなって、どこか矛盾した気持ちが葛藤する。
その度に繋がる形を変えて何とか堪えてきたのだが、いよいよ俺の身体も達する事を本格的に求め出した。
俺は、正常位で繋がっていた身体を起こし、莉奈の足首を掴むとそのまま肩にかけ、膝立ちになって少し身体を前傾させた。
「ひぁっ……！！」
ギュッと目を瞑った莉奈は少し苦しそうに顔を歪める。
でも、俺が構わずに腰を動かし始めると、やがてその力が入った顔が、また艶っぽい顔つきに変わった。
「ああっ……！！ こ、これ……すご…ああんっ！！」
「この形だと、莉奈の奥まで入るんだぜ？」
屈曲位でゆっくり突く度に、さっき見つけた莉奈の泣き所を刺激するので、取り乱したように首をブンブン振ったり、俺の腕に爪を立てたり。
まったく、コイツの感じる姿はどこまで俺を興奮させるのだろう。
もっと身体を倒して莉奈の唇を貪ると、彼女の手が俺の頭を抱えるように抱きついてきた。
「んっ……はぁ、んむ……」
「莉奈、お前の感じる姿エロ過ぎだろ……。もう耐えらんねー……」
唇を離して莉奈の瞳をジッと見ると、彼女は全て見透かしていたかのように、
「いいよ、来て……」
と言うので、限界を迎えていた俺は、ラストスパートを駆けるように激しく動かした。
あまりの気持ち良さに、こちらまで意識が朦朧とする中、
「ああああんっ！！ イクッ！ イクぅ……！！」
と、莉奈の悲鳴にも似た嬌声が、部屋中に響いていた。