不道徳な関係-3
「いらっしゃいませー。」
9時を過ぎると一般の客が来る、1時を過ぎると風俗嬢やクラブのママの様なお水のおネエさんがやって来る。
孝太郎の最初の客は財閥企業の重役夫人だ。
週に1回か2回来られるらしい。
「いらっしゃいませ。」
「あなたがコウタね、羽村 優美子よ、よろしくね。」
奥さまらしく、苦労知らずのふんわかしたおとなしい感じの美人だ。
ホームドラマに出てくるお母さん役そのまんまだ。
「よろしくお願いしま〜す。」羽村コンツェルンの重役婦人だ、お嬢様大学のクラス会の仲間に連れられて来てから、やみつきになって、よく来てるようだ。
40代前半ぐらいだ ふっくらしているがデブではない。
白髪染めをしているのだろうが、手入れがされていて艶やかなウェービーヘアーだ。
「あの絵、あなたなんでしょう。」
「はいもう2年以上前ですけどね。あの時はまだ童貞でしたよ。」
「今は違うの?」
「まだそんなものですよ、何もしりませんから。」
「何も知らない人が、そんな服着る?」
「服は趣味なんです、楽しいですよ。」
奥さまは孝太郎の事が気に入ったようだが、孝太郎は他の席に行ってしまった。他のホストが着いても、孝太郎の姿を追っている。他の席の客も孝太郎の姿を見て自分の席に呼びたいようだが佐々木オーナーが説明しているようだ。
優美子奥さまが佐々木オーナーを呼んで話をしている。
孝太郎が呼ばれた。
「コウタ、優美子さんの事、どう思う?」
「すてきな奥さまですね、高級感があるし美人ですよね。」
「これから、どうする?」
「え?」
「脅されたわよ、何とかしろって、ヤクザより怖いわよ、お金はいくらでも出すけどそれより奥さま仲間がとんでもないの。来週の金曜日にここに集まるらしいの、日本を動かす人達よコウ君はすごいのよ。みんなコウ君に会いにくるのよ。」
「いいよ、寝ても!」
「いつもごめんね。」「分かってたから、最初は怖かったけどおかげで理恵子さんと知り合ったし。」
「そうね、言い方は悪いけど 最初は鈴木先生に買われたんだもんね、」
「そうだよお金のために、寝るのも楽しいよ、割り切れるからね、でも今は新しい出会いが嬉しいな。」
「コウ君、変わったね、OKっていうよ。」
「お願いします。」
孝太郎は綿の薄手のスプリングコートを着て店の外で待っていた。
売りをするようなホストは最低だが、孝太郎の場合は趣味のようなものだ。
優美子が出てきた。
「お待たせ、行きましょう。」
タクシーで外資系の一流ホテルに向かった。
「あなた結婚してたでしょう。」
「はい妻は生け花の鈴木理恵子でした。」
「モデルと美容師で有名よね。」
「まあ 仕事は忙しいです。」
「お金、無いの?」
「うんざりするほど有ります。」
「じゃぁどうして。」
「こうやって奥さまと知り合いたかったから。」
「もう、上手ね。」
ホテルに着いて二人でチェックインした。
「シャワー浴びるね。」
孝太郎は優美子を抱き寄せてキスをした。
優美子も積極的に舌を絡めてくる。
見た目は貞淑な奥様で浮気などするようには全く見えない。大学生の娘と高校生の息子を持つ優しいお母さんだ。半年前のクラス会の帰りに友人に連れられてホストクラブに来てから、通っている。
まだホストと寝たことはない、いつもはぐらかされてモヤモヤしながらおとなしく帰っていた、旦那とは10年以上セックスレスだ、嫌いではないが男として見れなくなってる。旦那も外に女が居るようだが、もうどうでもいい、今の生活が維持できればいい。
今日は我慢できずに佐々木オーナーを半分恫喝するように迫った、孝太郎のファッションをみてどうにも我慢できなかった。
隣に据わった時から、濡れっぱなしだった。
孝太郎はスカートの中に手を入れた。
パンストの中のショーツの中をさぐっていく。
「ハァハァハァ、う、うーん。」
モジャモジャの奥のヌメリが指を吸い込んでいく。
優美子は立っていられない 、久しぶりの男の指だ、もう半分諦めていたが今こんな美しい男にアソコがを触られている、まだシャワーもしていない、汚れているのに。胸も揉まれている、胸の快感も子宮に響く。
なにもかもが久しぶりで腰が砕けそうなほど気持ちいい。「優美子さん、カワイイ。」
「大人をからかわないで、子供のくせに。」
「うん、優美子さん、教えて。」
「もう、ウフフ。」
パンストを脱がせた、綺麗にたたんで匂ってから置いた。
「どうして匂うの?」
「優美子さん、いい匂いだよ。」
優美子はジュンと濡れるのが分かった。
「コウタ……。」
服を脱がせては綺麗にたたんで積み上げていくショーツ1枚になって胸を両手をクロスして隠している。
ショーツをゆっくりと脱がせていく、長く糸を引いている、陰臭がもぁっと立ち上ってくる、それは優美子もわかっみたいだ。
「シャワー浴びるね、もうバスルームにいかせて。早く、匂ったら嫌。」両手を捕まえて舌を絡めて抱き締めた。
優美子は抵抗しない、右手はワレメで左手はアナルを触った。
「あん止めて、匂うのに止めて、恥ずかしいよ、あん。」
「分かったよ。」
バスルームに小走りで向かった。
左手はウンチの乾いた匂いがする、おしとやかで控えめな臭さだ、奥さまらしい。
右手のワレメを触った手はやはりオシッコに濃厚なチーズと魚介のエキスを足したような、はっきり言うと臭い!
中年女性の性臭だ、まだ加齢臭までは行ってない。女性ならこんなものだろう、女性器の構造上、臭くなるのが普通だ。
優美子がバスルームから出て来た、顔の廻りの髪が汗で濡れて色っぽい。
「ぼくも入ってきます。」
孝太郎がバスルームに入って行ったのを確認してから、優美子は足を開いて陰毛のチェックをしている。バッグからソーイングセットを出して、毛抜きを持って白髪のマン毛を抜き出した。