宴 〜絆〜-2
「両方愛して欲しいんだろ？」
排泄口に狙いを定め、胤真は智佳の中ヘ再び入り込む。
「−−−ッ！！」
ビクビクッ！ガクッ！
あまりにも強い快感に耐えられず、智佳は強い痙攣と軽い失神とを味わった。
「ほらほら、主人より先に何度もイク奴隷がどこにいる？もっと頑張れよ」
胤真はそう言いながら、ぬかるんだ秘部をいじり始める。
「ひッ……！あっ、ひああああんっ！！」
奥深くまで侵入してきた胤真に腸内をかき回され、硬く充血した淫核をいじくり回され、智佳は頭を左右に振りながら乱れた。
「はっあ、あああっ！ああ、胤真あっ……！」
三度目の絶頂を、智佳は迎える。
胤真は深い吐息を漏らし、智佳の直腸へ子種を撒き散らした。
「かず、ま……」
ずるりとくずおれかけた智佳の体を支え、胤真は言う。
「さあ、今日は何をしてやろうか？」
美咲のおかげで智佳の胤真に対する警戒は薄れ、調教をずいぶんと素直に受け入れるようになっていた。
何もしないで放っておくと、今朝のように自分からねだって来る事すらある。
その智佳の屈服を端的に表すエピソードが、一つあった。
初めて智佳を犯した際に隠し撮りした、あの映像。
胤真はあれを盾にして智佳を脅していたわけだが、この間それを智佳が見ている前で全て破棄した。
つまり、智佳は既に自由の身になっているのである。
だが、智佳は胤真を拒まない。
心も体も、胤真なしではいられなくなってきているのだ。
その日の授業中。
智佳は、軽く下腹を撫でてみる。
（ぶいっ、ぶいい〜っ）
「ぅく……」
ごくごく弱い振動に性感を煽られ、智佳の喉から微かな声が漏れた。
ひくひくと、蜜壺が蠢く偽根を食い締めているのが分かる。
尋常ではない頬の赤さに、誰かが気付かなければ良いが。
『今日一日、ひくひくしてるこのおま〇こでバイブをしっかり食い締めておくんだぞ。ちゃんとできたらご褒美をあげるからな』
胤真の甘い囁きが、脳裏で繰り返される。
思い出しただけで秘蜜がじゅわりと溢れ、振動し続けているバイブをきつく締めてしまった。
（ぶぶっ、ぶっ……ぶぶぶぶぶっ）
きつすぎて、一瞬振動が止まってしまうほど。
「ふ……」
眉を寄せ、智佳は呻く。
駄目だ。とても耐えられそうにない。
焦れったさで霞む目を、黒板の方へ向ける。
退屈な授業を垂れ流し続ける老教師。
クラスメイト達は授業そっちのけで、お喋りしたり携帯をいじくったりしていた。
「先生」
突然の声に、老教師は眠たげな視線を向ける。
「……ん？」
「草薙さんを、保健室へ連れて行きたいんですが」
声を出したのは智佳ではなく、保健委員だった。
「さっきから顔が赤くて、具合が悪そうなんです」
「ああ、ああ、そうか……行ってきなさい」
「はい」
−勝手に話が進んでいる。
「草薙さん、立てる？」
保健委員の伸ばした手に、智佳はすがった。
「……何とか」
立ち上がる際に子宮とバイブが擦れ、智佳は顔をしかめる。
汗が一筋、つうっと背中を伝った。
手を繋いだまま、二人は教室を出る。
しばらく歩いてから保健委員−瓜生芳樹（うりゅう・よしき）が、声をかけてきた。
「大丈夫？」
まるで誰も通り掛からない事を確認してから声をかけてきたようだったが、下半身に意識が逸れている智佳はそれに気付かない。
「……え？あ、ああ。平気よ」
未だに芳樹と手を繋いでいる事に気が付いた智佳は、失礼にならないように手を振りほどいた。
「……ねえ」
さりげなく、芳樹は智佳の背後に回る。
「え？」
何の前触れもなく、智佳は足元を掬われた。
当然、智佳はすっ転ぶ。
尻を突き上げる格好になった智佳のスカートを、芳樹の手が捲り上げた。
「やっ！！？」
いきなりの暴挙に、智佳は悲鳴を上げる。
朝から愛液でぐっしょりと濡らしてしまったショーツの代わりに、智佳は代えのショーツを穿いていた。
だがそのショーツも中身が全て見えるほどに透け、秘部に張り付いてしまっている。
故に、隠されるべき部分でくねっている物体の形もくっきりと浮かび上がっていた。