〈屠られる幼畜〉-15
『まだじゃぞ?糞と牛乳がしっかりと混じるまで待つんじゃ。ほぅれ、オジサンが糞の廻りを良くしてやるわい』
『そうだ。ミルクがお腹に溜まってるうちにオッパイ刺激してあげようか?ほぅら、大きくなぁれ。大きくなぁれ〜』
「うッ…お"…ッ!?ぷうッ!あふ…ッ!!」
下腹部を揉みしだかれながら乳首を弄られ、そしていつ漏らしても構わないよう尻の下にはガラス製の金魚鉢が差し出された。
ここまで悪逆の限りを尽くさなければ射精に到れないのか……?
異常者の精神構造を健常者が理解するのは困難だとしても、あまりに常軌を逸脱し過ぎている。
誰が衆人環視の最中で排泄をしようか?
こんな非道を嬉々として働く鬼畜共であろうと、それが我が身の事であれば不可能なはず。
であれば里奈の今の苦痛は…………だが、この状況の最中にあっても里奈は腕を目一杯に伸ばして背中を丸め始め、曲げられる限界にまで膝を曲げて尻を下げだしていた……まるで道端で糞尿を漏らす牝犬のような格好を……。
『ウッヒヒヒ!なんて格好をしてるんですか?犬か猫が糞をする格好にソックリですよ?』
『グフフッ…気にするコトはないぞ、里奈ちゃん。だって本当のコトなんじゃから……グッフッフ!』
「うぅ…ッ…ズズッ…あ…えう…ッ」
『皆で見守ってますぞ?里奈ちゃんが《人間を辞めちゃう》瞬間をねえ……』
里奈の胸板を虐めている以外のオヤジ達が、ビリビリと引き攣っている尻の傍に群がった。
半狂乱になって足掻いたところで逃げられるわけでもなく、それは冷酷な鞭打ちの刑の執行に繋がるだけに終わるのだ……。
(み…見ないで…ッ!お願いアッチに行ってよぉッ!!お願い…ッ…み、見ないでえぇぇぇぇッ!!)
プクッと膨れた肛門は、水鉄砲のように黄土色の汚水を飛ばすと、いきなりパックリと穴を拡げて同色の粘体を勢いよく噴射した……恥という概念までも吹き飛ばした肛門はモグモグと忙しなく蠢き、罵声と爆笑の雨に打たれながらもボタボタと汚物をヒリ出していく……。
『ほう……私達の目の前でも平気で糞を漏らしましたか。これは人間として終わってしまいましたねえ?』
『でもスクール水着を汚さないよう勢いつけて漏らしましたよね?この健気さに免じて、家畜からペットに昇格させませんか?』
『ウヒヒヒ!こんな姿を曝したんだから、もう人間は《廃業》ですなあ?さて、里奈ちゃんは家畜とペットとどちらを選ぶ……んん?』
「あ…ふえッ!?あえぇぇえぇッ!!」
ジワリと股布が滲んだかと思った刹那、黄色い液体が氷柱のように伸びて金魚鉢の中にジョボジョボと落ちていった……それはオヤジ達の強要には無かった放尿という恥辱行為だ……。