上達-1
タクミが
ソファーの上で仰向けになり、
ちづるはタクミの身体の上に
乗っている体勢になる。
ちづるはしばらく、
自分の頬をタクミの胸に
当てていた。
トクン、トクンと
温かい身体からは
心臓の音が聞こえてくる。
その音を聞いていると、
それだけで安心感に包まれて
眠ってしまいそうになる。
しばらくしてから
ちづるは呟く。
「何か、、してほしい事、、、
ある? 」
「 え? 、 、、 」
「私、、いつも、、、。
してもらってばっかりだから、、。
何か、、、あったら
タクミ君に何かしてあげたい。」
「、 、 、、。
じゃ〜〜 ぁ 〜〜
くちで、、 して? 」
「 ! 、 、、うん。 」
ちづるは
モソモソと動きタクミの
ズボンを脱がそうとする。
タクミも、
それを手伝うように腰を浮かせて
ズボンを脱ぐ。
ちづるがタクミのトランクスに
手をかけて、脱がそうとするが
その動きに一瞬ためらいがあった。
目の動きで動揺している事が分かる。
慣れない手つきに
タクミはふっと笑って
自分でトランクスをずり下げる。
タクミは半分、勃起していた。
ソファーで横になっている
タクミに対し、
ちづるは床に膝で立ち
フェラを始める。
外からは
スズメの鳴き声が聴こえる。
タクミはぼんやりと
ちづるを眺める。
ちづるの暖かい口内が
気持ちいい。
一生懸命
頭を動かしているちづるが
愛しい。
「 〜っ んっ っ
〜っ っ 」
「 っ、はーーー
ぁ″ーー 気持ちぃ、、
、 、、 、。 」
しばらくフェラを続けていると
ちづる唾液が溜まってきて、
じゅるっとなめ回して吸うように
タクミのものを吸い上げる。
タクミの眉間に皺がよる。
「 っ、はぁ、、 やべ 」
「〜っ 、、 っ 」
「 っ、はぁっ、 、 っ 」
ぁーーー、、、、
このまま やってたら
出そう
、 、 、、、。
ん ?
なんか フェラ 、、、
上手くなってる、、?
、 、 、、。
なんでだ?
ぁ″ーーー、、、
「 〜っ 、、ぁーー
ちづちゃん、、 もう
いいよ、、 エッチ 」
「 〜っ っ、、 〜っ」
「 ちょっ、、 ほら、、
っ はーーー、、、 っ
いったん、、ストップ、、 」
「〜っ 、 、 〜っ 」
「ちづちゃん、、、 〜っ 」
「 ん、 〜っ
ん、出して 〜っ 」
「 ! 、 、
ぇーー?
〜っ ぅ でも
っ はーーー、、、
いいの? 」
「〜っ ん 〜っ 、、」
「 っ、はーーー、、、
はぁっ、、
ぁ、、 出る 〜っ! 」
ちづるは
もう1度タクミのものを
吸い上げた。
タクミはその後、すぐにイった。
ちづるは口に出された物を
思わず飲み込む。
飲み込んだ後に少しだけ
咳き込んだ。
タクミは、
行為が終わるとトランクスと
ズボンを履きながら
ちづるに「おいで」と言い
元の体勢に戻る。
再び自分の胸の上に乗ったちづるに
タクミが言う。
「本当にイっちゃったじゃーん」
「、、うん。」
「エッチ。
しなくて良かったの?」
「、、、うん、 タクミ君 」
「ん?」
「、、気持ち良かった?」
「 、、、うん。」
「そっか。、、じゃあ、、、
良かった 」
「、 、 、、、、。 」
タクミがちづるを見る。
その顔は本当に嬉しそうだ。
胸の奥がザワつく。
自分が何に焦燥しているのか
分からない。