投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 477 「夏の出来事 5」 479 「夏の出来事 5」の最後へ

上達-2

タクミが言う。

「なんか、、
うまくなったんじゃない?」


「 ? 何が?  」


「フェラ。」


「 !!  〜っ そん なっ 

     えっ!?    」



「 ぅ わ ーーー、、、。
  動揺してるーー
   あやしーーーーい。 」


「 〜っ! 違うよ 〜っ 
 タクミ君が、変な事言うからっ 」


「だーーってさ。
 最近フェラはしてなかったのに。
 上手くなるとか。  
      変じゃない?   」



「 !! 変じゃないよ 
 私だって、、タクミ君の為に
 色々、、、
  勉強する事だってあるし 」



「 あら。  やらし。 」


「やらしく、ないっ 」
「どこで勉強してんの?」



「 、!  、 、、、 」


「ねぇ。 どこで?」


「、 、、勉強、、ってゆーか
 誰かが、、、なんか
 そういう話してるの
   聞いたり、、、 
   〜っ 分かんないけど 」

「誰と 」

「!  、 、、 」


「女の人と? 
 フェラの話なんてする?」


「 〜っ もう、、、
  分かんないってば、 」
「男が、、誰か言ってた? 」

「 、! 、 、、、 。」


「、、、、。

 こーゆー風にやると、
 気持ちいい。 みたいな? 
  下ネタ話を、、、
       参考にした? 」


「 〜っ 、、、。

 もーー、、、
   なんか、 あれだよね
  、、、、 〜っ
    そろそろ時間 とか」

「時間ならあるって。
    どーなの?  」


「、 、 ん。 
  まぁ、、そういうのは
  なくは、、ない かも 」




「、、、、 。」


「、 、 、 、、。」




「、、、酒の席で? 」


「 、 、ん  」


「、、、、 吉川? 」


「 ! 
 〜っ ううん! 
吉川さんは、違うよ! 
そういう話になっても、、
  吉川さんは聞き役? 
  ってゆーか
 いっぱい話すタイプでもなくて」



「、、、。ちょっと。
     どいて。
       喉乾いた。 」



「  ぁ。  、、うん。」


ちづるは静かにタクミから
離れると、タクミはむくりと
起き上がりソファーから
キッチンのテーブルへ移動した。

ちづるに背を向けたまま話す。

「そんな下ネタ、、、
   なんで聞くの? 」 


「! 、、別に、
 聞きたがった訳じゃなくて
 そういう話、
 するのが好きな
   男の人がいて、、それで」


「そんなん参考にするなら、
 上手くならなくていいんだけど。」



「、 、 、、
  別に、  でも、 、、、。

 、、だって、 勝手に  」


「、 、 、 、、、。」



「じゃあ、 、 でも 
 そういう話を、、
お酒の席とかで、されたら、 、、

  どうしたら、いいの?   」



タクミは背を向けたまま
マグカップを持つと
冷めたコーヒーを一気に飲み干した。

マグカップをカンッと
力強く置いてタクミは言う。


「トイレにこもってればいいじゃん」



「! 、 、 、 、。」



「、 、 、、はぁっ 」



タクミはスタスタ歩いて
キッチンから出て
自分の部屋へ向かった。

自分の部屋に入ると
ドスンとベッドに座った。


「 、 、 、、っ、はぁっ 」


床を見て悶々と考える。
下ネタ話をされて
動揺しながらも聞いてるちづるを
想像すると無性に腹が立つ。

ちづるが悪い訳ではない、と
頭で分かっていても
モヤモヤした感情は
治まらない。

しばらく考えていると、
開けっぱなしのドアの所に
ちづるがやって来た。

部屋に入るのを
ためらっている様子だ。

ちづるが
申し訳なさそうに言う。


「入って、、、いい? 」


「、 、 、 、、。 」



「、 、 、 、、 、。」




2人はしばらく沈黙した。


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 477 「夏の出来事 5」 479 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前