朝-3
☆☆☆
「 、 、、は? 介護?」
「そうだよ、、〜っ
年 離れてるし
私はすぐ 〜っ 、、
タクミ君が介護しなくちゃ
いけなく なっちゃう年に
〜っ っ
そんなの っ 〜っ
嫌だよ っ ふぅ 」
「 、 、 、、、。
っ 、、 ふふ 」
「 ! 〜っ
何が、、おかしいの!? 」
「いや、、、だって、、 っ
そりゃ 、、ねぇ?
笑っちゃうっしょ 」
「 〜っ なんで? 」
「 、、ふふ いや、本当
っ はぁっ
現実 見えてないね。 」
「 !? 〜っ なん で、?」
どういう事?
もう 分かんないよ
「、、分かった。
じゃあ、、、言い方を
変えてあげる。
ちづちゃんでも分かるように。」
「 、 !? 、っ 」
タクミは自分の身体の上に
ちづるを乗せている。
ちづるの長い髪が
タクミの鎖骨に垂れていて、
それがくすぐったい。
泣きそうな顔をしながら
タクミからの言葉を待っている。
思わず、タクミはちづるの
頬を撫でる。
タクミがちづるの目を
真剣に見つめて言う。
「ちづちゃんの、、、
これから先、20年。
俺に、、、くれない? 」
「 ! 、 、、、 」
「20年、夫婦でいてよ。
そんで20年後、ちづちゃんが
離婚したかったら、、する。
、、、これなら どう? 」
「 、 、っ 、 」
「そしたら、、
ちづちゃんの言ってた
ふふっ 介護?
俺にさせなくて済むじゃん。 」
「 ! 」
「、、、、、。
情けないんだけど 俺
ちづちゃん居ないと、、、」
「、 、 、、 、 」
「ちづちゃんが、、、
居ないと、、、 」
タクミの表情が
みるみるうちに暗くなる。
その顔を見た瞬間、
心の奥がザワついたちづるは
思わず言う。
「 ん、 〜っ
分かった から 」
どうして?
「 、、、ぇ? 」
「、、 〜っ ん
分かった 、、っ 、 」
どうして
タクミ君は
こんなに 優しいんだろう
私 タクミ君の事
いつも
分かって あげられてるのかな
「〜っ っ、 、ふっ、 、
うぅっ っ ん
タクミ 君 、、、 」
「、、、また 泣いてる 」
「 〜っ っ、 ぅっ 」
タクミ君は 泣いてない
でも
タクミ君の
寂しいって気持ち
痛いぐらい 伝わる