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母子相姦のある風景
【母子相姦 官能小説】

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床屋-1

子供の頃、家の近所の「秋桜」という名前の理容室で髪を切っていた。
個人経営で駐車場も斜めに車を止めて1台しかおけず、カット用の椅子も二つしかない狭い店だった。
行くといつも短く髪を刈りあげた50代くらいのおばさんが出てきて、カットからシャンプー、顔剃りまで全てやってくれた。
仕上げは早かったけれど腕が良いのか悪いのか、たまに顔剃り後にチクチク痛んでクリームを塗られる時もあったからちょっと雑だったかもしれない。
帰り際にガムをくれるのがお決まりで、僕はよくロッテのをもらっていた。
今どきは分かってもらえないと思うけど、あの当時ガムはちょっと不良ぽくて恰好良いアイテムに見えた時代だった。
短くなった髪を撫でつつもらったガムを嚙みながら、というのが床屋帰りのお約束だった。

個人経営の床屋はなかなか潰れない。
最初に店舗と設備を整えて、それなりの固定客さえいれば後は費用がほとんどかからないからボチボチやっていけるものだという。
僕が行った時、ほかの客が居たことなんてほとんどなかったと思うけど、それでもその店はずっと潰れなかった。

その理容室は店舗兼住宅で、一つ仕切りの向こう側はすぐコタツとテレビの部屋がある住居だった。
田舎町なのでどんな店でも大抵の家族構成や事情は分かっていたけれど、不思議とその床屋の事は誰も知らなかった。
同じ床屋に行っている学校の友達も同じようなもので、行けばいつもあのおばさんが出てくるだけで、他の店員も家族も見たことがなく、まさか一人暮らしなのかと思うくらいだった。

その内に僕も高校生になり、その近所のスーパーでバイトをするようになった。
週に3回ほどカート集めや駐車場の雑草抜き、掃除といった雑用係だった。
同僚もおばちゃんばかりだから輪に入りやすい雰囲気ではなかったけど、気楽ではあった。
ある時、お茶の時間にたまたまその理容室の話が出たので、いつも同じあのおばさん以外の人を見たことがないというと、一人のおばちゃんがあそこは息子さんと二人暮らしなんだと教えてくれた。
「ふぅん、見たことないですけどねぇ…」
そう僕が相槌を打つと、みんながクスクスと笑ったので何でそんな風に笑うのかと思ったが、その時はそれ以上聞かなかった。

床屋の事情が分かったのは偶然だった。
スーパーのバイト終わりに自宅に帰る途中、その床屋のところに通りがかった。
昼間なら開いているガラスドアもカーテンで塞がれて電気が消されて暗くなっていた。
横目で見ながら通り過ぎようとしたとき、カーテンの向こう側に光が漏れて人影が揺らいだように見えた。
あのおばさんかと思って隙間から覗き込むと、あのおばさんが暗い店内で俯いて佇んでいるのが見えた。
何だか背中が疲れていて、快活な普段よりずっと年相応に見えた。

小さな違和感を覚えたのは普段の営業時に来ている黒エプロンをしていないからかと思った。
しかし、何か輪郭がおかしいと思いよく目を凝らすと、彼女の上半身はシャツを肩からかけられているだけなのに気づいた。
シャツの下は素肌がわずかに透けているようにも見えた。
何で着ていないのかと思っていると、視線に気づいたのかおばさんがはっと振り向いたため、僕は慌てて離れた。
走り出した僕の背中の方で店のガラスドアが開いた音が聞こえた気がしたけれど、錯覚かもしれない。
それからあの床屋には一度も行っていない。
けれど、今も営業をし続けている。



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