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人妻略奪 夫が望むもの
【熟女/人妻 官能小説】

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侵入者-1

 夫婦の自宅は閑静な住宅街にある二階建ての一軒家であり、二階には夫の部屋、綾子の部屋、共通の部屋(将来の子供の部屋)が二つ、合計で四つの部屋がある。関係を持つ際は聡志が綾子の部屋に行き、行為が終わると聡志は自分の部屋に戻り、夫婦別々に就寝している。

 夫との関係はそれなりに良好だと綾子は思っている。夜の生活に関しても最初は不満に思うことはなかった。しかし結婚して七年が経ち、三十路を越えてからというもの、欲求を溜め込むことが多くなっていた。

 夫は避妊具を着用することを常としており、それに加えて最近は勃起不全気味であり、このままではいつ子供を授かることができるのか不安になっていた。そういった感情が綾子の心に大きくのしかかり、夫が出張でいない一人の夜にアルコールを飲み過ぎてしまった。

 結婚してから七年のあいだ外で働くこともしていないのだが、男性から声をかけられることは頻繁にあった。買い物帰りなどで、近所に住む大学生や中年の既婚男性からも誘いを受けたことがあるが、浮気や不倫ということに嫌悪感を持っている綾子は、誘いに乗ることは一度もなかった。

 実は夫に相談したことはないのだが、近所に住む既婚の中年男性からは、以前からしつこく声をかけられており、買い物帰りで歩いているところなどを狙われることが度々あった。

 他の男など全く興味のなかった綾子であったが、三十一歳になり、熟れた身体は徐々に他の男の熱い視線を意識するようになっていった。日中、誰もいない自宅で自慰行為にふけることが少しずつ多くなっていき、その想像相手は夫ではなく、いけないと思いながらも性に強い男性との交わりを想像しながら絶頂を迎えていた。

 時刻は夜の十時半になろうとしている。綾子は自分の寝室で身体をまさぐっているが、久しぶりに酔ったせいもあってか、いつもより激しい自慰行為に浸っていた。下着をベッドの下に落とし、指先でクリトリスを強く愛撫する。綾子は思わず「欲しい・・」という言葉を何度か口にしていた。そして愛撫を開始してから二十分後には絶頂へと達した。

「あ・・、あ・・、ああぁ〜〜〜!!」

 綾子の美しいボディラインがひときわエビ反りになったかと思うと、ガクンッと力が抜け、ベッドに崩れ落ちた。少し冷静になり、荒くなった呼吸を整える。

「はあっ・・、はあっ・・、はぁ・・」

 自分の絶頂が近づいた瞬間、綾子はまたしても自分が浮気している姿を想像して絶頂へと到達してしまったのだ。妄想の相手はこれまで何度も浮気を誘ってきた近所の中年男性である。とても自分のタイプとは言えないが、欲望にぎらついた眼差しを向けてくるその小太りの男に貫かれるのを想像した瞬間、全身にゾクゾクッとした悪寒が走り、しかしそれと同時に激しい快感が全身を襲ったのだった。

(い・・、いけないわ・・。こんな・・)

 背徳感によって少し理性を取り戻したものの、身体の火照りはなかなか収まらず、綾子が絶頂の余韻が残る身体に再度手を這わせたその時だった。

 ガチャッ。突然寝室の扉が開き、誰かが寝室のなかへ進入してきたのだ。綾子は部屋中に響き渡るほどの悲鳴をあげた。綾子の目に飛び込んできたのは、頭を黒いマスクで覆い隠した大男であった。しかも全身には下着以外の衣服を身につけていない。顔は見えないものの、その鍛えられた体つきから明らかに夫ではないことが分かる。

(え!? そんな・・! うそ・・、どうやって!?)

 玄関は内鍵も含め施錠したはずだった。混乱する頭の中では、綾子は目の前の男がいったいどうやってこの家に侵入できたのか全く分からなかった。

 そんな中、ベッドに近寄ってきた野獣のような男が、綾子の身体を強い力で押さえつける。綾子は全身で激しく抵抗するが、酔いと絶頂後のけだるい身体で男に抵抗できるはずもなかった。

「やめてぇっ!!」

 綾子の声が部屋に響いたとき、男が綾子の頬を一発はたいた。

「騒げば首を絞める。死にたくねぇなら、おとなしくしてろ!」

 男の怒声にひるんだ綾子は恐ろしさのあまり声を出すこともできなかった。その隙に男は用意していたタオルを使って綾子の両手を背中に持って行き、後ろできつく縛った。さらに黒いアイマスクを綾子に被せ、視覚を奪う。あっという間の出来事に、綾子は為す術もなかった。

「おとなしくしてれば、命だけは助けてやる・・。へへへ・・。お前、相当溜まってるみてぇだな・・。今夜は旦那の代わりに俺がたっぷりとかわいがってやる・・。覚悟しとけよ!」

 男は恐ろしい口調でそう言うと、黒いネグリジェの上から豊乳を強く揉みしだいていった。綾子はその後も必死で抵抗を続けたが、再度頬を叩かれ、首を軽く絞められた時点で抗うことを諦めた。

「しゅ、主人がもうじき帰ってきます・・。や、やめてください・・」

 綾子の心のなかで先ほど男が言った「旦那の代わりに」という言葉が引っかかっていた。

(まさか夫が今日いないことを・・)

 綾子の不安は的中していた。男が次に言ったセリフは綾子を絶望におとしめるに十分だった。

「さっき、下で台所のカレンダー見たぜ。今日は出張で、旦那が帰ってくるのは明日なんだろ? どうやら、この家はお前一人のようだな」

 男はそう言うと顔につけていた黒マスクを脱ぎ捨て、露わになった綾子の豊乳にむしゃぶりついていった。アイマスクをさせられている綾子には男の顔を確認できるはずもない。


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