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堕ちていく教え子たち
【調教 官能小説】

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麗花 何処に何をされても私は屈しない-1

 全裸の姫野麗花が目の前に居る。彼女の足元には、自分で脱いだ衣服がきちんとたたんで置かれている。
 「さあ先生、好きにして下さい。」
 彼女は恥ずかしがってなどいないし、カラダが疼いている様子もない。まるで何かの連絡事項を告げに来ただけの生徒のように、何の緊張感もなくそこに立っている。
 「姫野くん、随分と大胆なことをするんだね。他にやりようは無かったのかい?」
 「ありません。」
 キッパリと否定された。
 「肩から胸へと肌を這う黒髪。垣間見えるふくよかな白い膨らみは、支える物が何も無いというのに全く垂れることもなくそれ自身の弾力で大きく柔らかく張り出している。その先端は誇らしげにツンと上を向き、きみの気高さを表しているかのようだ。流れるようなS字を描いてキュっと引き締まったくびれを視線でなぞれば、謎めいた茂みの広がりへと辿り着く。触らなくとも分かるぐらいしっとり滑らかで手のひらに吸い付きそうな白い太もも、そして彫刻のように見事なバランスでカラダ全体を支える足は、きちんと切り揃えられた爪が象徴するように気品をもってきみを立たせている。」
 「だから何なんですか。」
 俺は大げさにため息を一つついた。
 「それだけ見事なカラダを、私の目の前に曝す必要があるのかね。部屋に入ってくるなり服を脱ぎだして、はち切れそうな胸を弾ませながらブラを剥ぎ取り、豊かな茂みを辛うじて秘め隠していたパンティをさえ両手でズリ下ろしてそのまま足首から抜き取ってしまった。そのカラダを一度でも見ることが出来れば死んでもいい、と本気で渇望する生徒がどれくらい居ることだろう。完璧に美しく完璧に淫ら。その二つが不可分に融合した妖しい重力波に情欲を掻きむしられ、心を惑わし、ため息をつく。そんな彼らの事を考えたことがあるかね?きみはそれだけの価値があるカラダを自分から与えてしまうんだよ、担任教員という以外に何の繋がりもないこの私に。」
 「だから何なんですか。」
 流石だよ、その揺ぎ無き信念、迷いなき行動、後悔を知らぬ決断。それでこそ、我を忘れて快楽に乱れ狂い、自ら腰をくねらせて快感を貪る姿に堕としていく愉しみがあるというものだ。
 「何がおかしいんですか。」
 思わずにやけてしまったようだ。
 「ん?いやいや。いつもながらにどんな状況でも動じない子だなあと感心してるんだよ。」
 「そんなことはどうでもいいですから。早く始めていただけませんか。」
 「どうでもよくはないだろう?今のこの状況、分かっているよね。これから何が行われるのか。」
 ヒメの右頬が僅かに動いた。改めて意識させられると、さすがに全く無反応とはいかないようだ。
 「分かっています。私は今から先生にカラダを自由にされます。どこに何をされても逃げません。避けません。」
 「それは何のために?」
 「先生は私の大切な友人の夕夏さんと絵美里さんに酷いことをしました。互いを罠に掛けさせあって弱みを握り、無理矢理カラダを弄んで快楽で理性を失わせ、恥辱の果てに精神までをも貶めました。」
 「まあ、大体その通りだね。だから何なんですか?」
 キッ、と睨まれた。
 「…ごめん。続けてくれるかな。」
 ヒメはフウ、っと一息ついて話を再開した。
 「敵討ち、というと陳腐ですが、傷つけられた彼女らの名誉を少しでも癒すため、オンナを娯楽の対象としか考えていない先生の腐った根性をヘシ折ります。このカラダで。」
 ヒメは本気だ。怒りに任せて、とかヒロイン気取りとかではない。
 「スゴイ事を言うねえ、姫野くん。つまり、私がきみのカラダにどんなにオンナの悦びを刻みつけてもきみは屈服せず、自分から快感を求めはしないし、ましてや絶頂になど至らない。それを以て私の自信もプライドも奪うということだね?」
 彼女はうなずいた。
 「もう一つ奪うものがあります。」
 「ほう、何だね。」
 「未来、です。地位、名誉、信用…つまり、社会生活を送る上でこれまで先生の拠り所となっていた全てを叩き潰します。一生教授に上がれない、なんて甘ったるいものじゃありませんよ。学者としても教育者としても道を断たれるのです。奥さん、娘さんたち、息子さん。どう思うでしょうねえ、そんな変態が夫であり父であると分かったら。家庭さえも失うのですよ、先生は。」
 「うわあ、怖いねえ。」
 まあ、ウチの嫁は…アレだからアレだろうけど。子供たちもあんなことになってるし。
 「私が勝ったら、先生を私の奴隷にします。もし逆らったら…。私が世界有数の権力を握る一族の一員だって事、ご存知ですよね?。政治家、実業家、医者、学者はもちろん、名づけようもない組織、存在すら知られていないあの人たち。この国の軍隊、時々なんやかんや理由つけて戦地に行くでしょ?あれ、誰がやってるんでしょうねえ。あんまり関係ないけど、アイドルもいますよ。娯楽界も例外じゃありません。外国にも楽勝で力が及びますからね、逃げられません。あ、そうだ、衛星軌道上も守備範囲です、お忘れなく。私たちにかかれば、先生は存在のない存在となるのです。」
 「存在しない…。」
 「ええ。奴隷に堕ちた後は、心地よい振動で私を気持ちよくさせる健康器具やバターの好きな子犬として奉仕する為に生き続ける事を許してあげますよ。」
 彼女のバックに恐ろしい一族が控えているとうのは事実だ。敵に回したらアウト。だが、逆に言えば首根っこを掴めば相当な戦力になる。やりたい放題だ。
 「じゃあ、きみが負けたら?」
 「負けません。」
 「ふむ。まあいい、きみにとってはこの勝負に負けること自体が屈辱という重い重い罰を背負うことになるのだから。」
 「そうはなりません。」
 「どうかな。それじゃあ、始めようか。お待たせ。」


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